桜坂洋のSF小説『All You Need Is Kill』をもとに、ハリウッドで製作された超大作映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が、いよいよ2014年7月4日に日本公開される。2010年春にワーナー・ブラザースによる本作の映画化権の獲得が報道されてから、実に4年の月日が流れている。 主演は世界的な人気俳優トム・クルーズ、ヒロインにエミリー・ブラント、さらに監督は『ボーン・アイデンティティー』や『Mr.& Mrs.スミス』で知られるダグ・ライマンだ。トップスターと一流スタッフが本作のために集まっている。2014年に大きな期待を背負った作品だ。
無数にある映画企画案のなかで『All You Need Is Kill』が生き残り、実際に制作、公開まで辿り着いたのは、その類いまれなストーリーコンセプトにあるとされている。映画では侵略者から熾烈な襲撃を受けるなかで限りないタイムループを繰り返す主人公が、地球を救う鍵となるのかが見どころだ。 舞台は近未来の地球。対侵略者戦の任務に赴いたウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘中にあえなく死亡する。しかし、ケイジはすぐ目を覚まし、戦闘の直前に戻っていることに気づく。やがてそのタイムループは、限りなく繰り返されることになるのだが…。