カルト・ムービーとして世界で大人気を博す映画『キック・アス』の続編『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』が、2月22日に全国公開となる。この映画公開に合わせるかたちで原作コミックの動きが活発だ。マーク・ミラー(原作)とジョン・ロミータ・Jr(作画)によるアメリカンコミックの『キック・アス2』、そしてスピンオフ作品の『ヒット・ガール』が相次いで日本語翻訳出版されることになった。『ヒット・ガール』は2月22日頃に、『キック・アス2』は3月20日頃にそれぞれ小学館集英社プロダクションから発売される。『キック・アス』は、ヒーローに憧れる普通の高校生・デイブが、特殊な能力もないのにヒーロー活動を始めたことから始まるアクションストーリー。これに100通りの殺しの方法を持つ少女ヒットガールも巻き込んで展開する。容赦のない過激な表現も人気の秘密である。原作コミックは日本では第1巻が2010年11月に発刊された。アメコミとして異例の2万部を超えるヒットになった話題作だ。映画の続編公開で、原作も新たな物語へ続く。『キック・アス2』では、キックアスとヒットガールがマフィアに勝利したことから町中でスーパーヒーローになるブームが起きたところから始まる。そこでキックアスは、スーパーヒーローチームを結成することを思い立つ。一方、仇敵レッドミストは復讐にのりだす。『ヒット・ガール』は、最初の戦いの後に普通の女の子として学校に通っていたヒットガールことミンディの話だ。それがとてつもなく困難だと知ったヒットガールは、キックアスに普通の女の子としての振る舞いを教わることになるが、そこに新たなマフィアのボスが現れる。いずれもB5変型で価格は、『ヒット・ガール』が2000円(税別)、『キック・アス2』が2200円となる。翻訳は光岡三ツ子が担当した。映画本編よりさらに過激というコミックには、『キック・アス』の本髄もある。映画鑑賞と併せて読むとより楽しめそうだ。『ヒット・ガール』発売日: 2月22日頃著: マーク・ミラー[作]、ジョン・ロミータ・Jr.[画] 訳: 光岡三ツ子定価: 2000円+税『キック・アス2』発売日: 3月20日頃著: マーク・ミラー[作]、ジョン・ロミータ・Jr.[画] 訳: 光岡三ツ子定価: 2200円+税
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