高浩美のアニメ×ステージ&ミュージカル談義[取材・構成: 高浩美] 『テニスの王子様』、今回は強豪・四天宝寺中と準決勝、試合を制するのは……。■ まだまだ続く『テニミュ』、今回は四天宝寺中との対戦、台風の目、スーパールーキー、遠山金太郎はリョーマと対戦希望!今年10周年を迎え、その勢いは衰えることがない『テニミュ』、コミックも『新テニスの王子様』は2013年9月現在11巻まで出ており、人気は一向に衰えることを知らない。今年から来年にかけての『テニミュ』は、四天宝寺との対戦。前回は準々決勝で再び氷帝と対戦、どちらも一歩も譲らないゲーム展開だったが、最後のシングルスでリョーマが跡部を制し、青学が勝利した。今回は準決勝、対戦相手は大阪の四天宝寺中。聖書(バイブル)と言われる部長の白石、“お笑いダブルス”の金色と一氏のペア、不動峰の橘と共に“九州二翼と”呼ばれていたが、四天宝寺中に転校してきた千歳等、いずれも個性派。そして四天宝寺中、西のスーパールーキー・遠山金太郎はリョーマとの対戦を熱望する……。さて青学はどう迎え打つのかが見所となる。■ 奇想天外な試合展開、リョーマと金太郎の一騎打ち、勝敗は?まずは全キャスト総出のオープニングで元気いっぱいに歌い踊っての幕開け。いつものことだが、ここで観客のテンションは一気に上がる。ちょっとした“お笑い”な場面もはさみつつ、ストーリーが進行。大阪の強豪・四天王寺中は当然のごとく、順当に勝ち上がってくる。四天王寺中のバイブルと呼ばれる白石部長、お笑いダブルスの金色小春&一氏ユウジ等、曲者、強者揃いで青学メンバーを翻弄する。四天王寺中の楽曲は大阪の学校らしくノリの良いナンバーで楽しくなれるし、歌詞も“大阪PR調”で笑える。楽曲の佐橋俊彦&作詞の三ツ矢雄二、『テニミュ』テッパンコンビである。お約束の「萌え台詞」はもちろん、ラケットを持って歌い踊るは『テニミュ』ならでは。映像、照明、効果音が二重にも三重にも場面を盛り上げてくれる。ラストは四天王寺中のスーパールーキー遠山金太郎と越前リョーマが見せ場を創る。ここは間違いなく最大の山場、映像を駆使、それに負けない金太郎役の松岡広大とリョーマ役の小越勇輝の熱演で見応えのある場面になっていた。また、今回の初キャラクター・四天王寺中の監督、渡邊オサム演じる君沢ユウキはカンパニーの引き締め役として存在感を示していた。会見でもリョーマ役の小越勇輝、君沢ユウキを「中学生に負けないパワー(笑)」と評していたが、幕間では盛り上げ係に徹していた君沢演じる渡邊オサム。「幕間はみんなのために盛り上げます」とアピール。全部で66公演、全国を回る『テニミュ』東京凱旋公演では大きく成長したメンバーに出会えることだろう。ミュージカル『テニスの王子様』/http://www.tennimu.com東京:日本青年館 大ホール2013年12月19日(木)~25日(水)大阪:大阪メルパルクホール2013年12月28日(土)~2014年1月5日(日)名古屋:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール2014年1月8日(水)~12日(日)仙台:名取市文化会館 大ホール2014年1月18日(土)~19日(日)福岡:キャナルシティ劇場2014年1月30日(木)~2月2日(日)東京凱旋:2014年2月7日(金)~3月2日(日)TOKYO DOME CITY HALL
「すみっコぐらし」初の舞台化が決定! 映画第1弾「とびだす絵本とひみつのコ」原作のパペットミュージカルが8月より上演 2024.4.17 Wed 17:30 サンエックス発の人気キャラクター『すみっコぐらし』が初めて…