AA
映画は、世界一周というアイディアが面白いのですが、このアイディアはどのように生まれましたか?
TB
世界一周のアイディアも、もともとはラセターが考えたものなのです。それを実現するうえで、様々なパイロットと話すなどのリサーチを繰り返しました。
例えば、ダスティは農薬散布機なので、世界一周する燃料が十分ないんです。地図を見ながら、ここで燃料補給をすればいいんじゃないかと考えました。そうしてレースのコースが決まっていきました。
AA
ご自身もいま本作と共に世界を周っていますが、『プレーンズ』の反応はどうですか。
TB
今回はレースでも登場する国々を中心に訪れています。そうした国の人が自分の国々がすごく現実に近く、リアリティがあるように描かれていると、とても喜んでいました。私はプロデューサーとして達成感があり、うれしく思っています。
AA
今回、日本のファンに特にアピールする点はありますか?
TB
何と言っても日本代表のサクラという飛行機が登場することでしょう。彼女を創るうえで、ディズニー・ジャパンの協力をいただきました。日本人らしいキャラクターに仕上がったと思っていただければうれしいですね。
AA
映画を制作したディズニー・トゥーンスタジオについてもお話を伺っていいですか。スタジオならではの特徴を教えてください?
TB
ディズニー・トゥーンスタジオの特徴は、キャラクターの世界、世界観を一いちから作り上げることです。それをベースにシリーズ化し。拡大して行くことが一番の特徴ですね。
『プレーンズ』もこれを第1弾として、続編となる作品が待機しています。これがディズニートゥーン・スタジオズのやりかたです。
AA
今後もディズニートゥーン・スタジオズから長編映画が生まれると考えていいですか。
TB
それは秘密ですね。(笑)
よい話があれば機会もあるでしょう。
AA
本作のメッセージを教えていただてもいいですか?
TB
ひとつは、自分に恐怖心があっても、それを克服して真向から向い、努力して自分の夢を叶えていくことです。それと自分を支えてくれる仲間たちの大切さです。
AA
それは子どもたちだけでないですね。
TB
勿論、全ての人に伝えるメッセージです。
AA
本日はありがとうございました。
『プレーンズ』
12月21日(土) 2D・3D同時公開
/http://Disney.jp/planes
[ストーリー]
農場で働く農薬散布機のダスティは、大空の世界一周レースで優勝するという“かなわぬ夢”を抱いていた。彼はスピードを競うために作られたレース用飛行機ではなく、おまけに高所恐怖症のため低空飛行しかできないのだ。
それでも夢を諦められないダスティは、猛特訓と仲間のサポートによって世界一周レースへの出場権を手に入れる。トップ・レーサーたちが集結する中、様々なハンディを負ったダスティに勝ち目はあるのか?