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アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の証人 スピードワゴンを語る 上田燿司さんインタビュー(前編)

アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のスピードワゴンを演じた上田燿司さんは「JOJOraDIO」のパーソナリティとして作中だけでなく“外側”でも『ジョジョ』を支えている。その上田さんに本作の魅力についてお話いただいた。

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abesan■ただ言うだけじゃなく、熱いハートで演じる

―― アニメ!アニメ!(以下AA)
1部と2部で年齢が大きく異なるスピードワゴンですが、演じ分けで意識されたことは何ですか?

―― 上田燿司さん(以下、上田)
吹き替えの仕事が多かったからか、もともと自分の年上の役、いわゆる「老け役」を演じることが多かったんです。先輩役者が演じている役の父親役もあったりして。
事務所には僕みたいに「老け役」が多い同期がいるので、共にしのぎを削りながら「どう演技するか」を研究してきました。「老け役」をやること自体に不安はありませんでした。

でも、1部の青年スピードワゴンをやってから2部をやるにあたって、あまりに変わりすぎてしまうと1人の声優が通しで演じる意味が無い。「若かったスピードワゴンが年をとってこうなりました」というつながりが出せるかどうかは気をつかいましたし、OKが出るまでは不安でした。

―― AA
1人のキャラクターとしてのつながりをどう表現しましたか?

―― 上田
オンエアを見た人から「叫ぶと若くなる」と言われたんですが、そこは計算というかあえてそうしてます。そこで1部の若い頃のスピードワゴンを思い出してもらえるようにしています。

ただ、若い頃と全く同じではなくある程度の勢いは押さえて、年を重ねたなりの部分を出しながらやるというバランスは考えながら演じました。

abesan


―― AA
スピードワゴンというキャラクターと上田さん、共通点や共感するポイントはどこですか?

―― 上田
スピードワゴンって、「何とかしてやりたい」「俺にできることはないか」と考えながら行動していて、そういう部分は自分にもあるなって思うんです。けれども、あそこまでの勇気と行動力はなかなかできるものじゃない。自分もこうありたいなと感じました。

―― AA
上田さんは『ジョジョ』の魅力を作品の外でも届けていて、スピードワゴンは本編で魅力を際立たせているという点で、スピードワゴンと上田さんは似た立ち位置にいるなと感じます。

―― 上田
本編の場合はスピードワゴンに限らず、言わなくても通じることを台詞にする、というのがあって(笑)。
スピードワゴンはその分量が多くて、でもただうるさいヤツになってしまうと負けかなと思いました。なので、そのシーンを見ている人がスピードワゴンの存在によってさらに盛り上がるように、目の前で命がけの戦いが起きているという臨場感を大切にしました。

―― AA
台本に「!」マークが多そうなイメージです。テンションを保っていくのは大変でしたか?

―― 上田
そうですね。ただアニメは画面も原作のカットに近く、印象を崩さないようにできているので、あの画を見ると自然とそうなる。さらっと演じてしまうと画と全然合わないんです。現場でもすごい熱量で、くどいくらいにひとつひとつの台詞に魂を込めていて。

実際にオンエアを見てみると、台詞も独特でインパクトがある。迫力のある音楽があって、そして熱いハートで演じた台詞があって、全てがきれいに一枚の画になっている。「ああ、これでよかったんだな」って実感しました。

後編に続く 

abesan


TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』
公式サイト /http://jojo-animation.com
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』WEBラジオ【JOJOraDIO】
/http://radio.jojo-animation.net/
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