映画監督・木下惠介の生誕100年記念映画『はじまりのみち』が6月1日より公開される。「クレヨンしんちゃん」シリーズや『カラフル』などアニメーションで高い評価を得た原恵一監督の初実写作品である。木下惠介の実話をもとに、母子の情愛と若き映画監督の挫折と再生を描いた。5月23日には、本作の完成披露試写会が開催された。その舞台挨拶に原監督をはじめ、木下惠介を演じた加瀬亮さん、惠介の母役の田中裕子さん、惠介の兄役のユースケ・サンタマリアさん、便利屋役の濱田岳さんが登場した。また、特別ゲストとして木下惠介監督の実弟にして、木下作品の音楽を長年務めてきた木下忠司さんも登壇するなど、記念すべき1日となった。映画の完成を祝い、訪れた観客に挨拶した。原監督は本作について、「木下監督は『二十四の瞳』のような叙情的なイメージが強いが、実はロックでパンクな人だったのだとそういう面を見て欲しいです」と語った。また、加瀬さんは木下監督について勉強するところから役作りに挑んだことを明かした。その木下監督の兄役であるユースケさんは「兄弟役行けるだろうとおもっていたのですが、初日に自分の顔面を見てやばいなと思いました。最後のシーンは映像で見てちゃんと兄弟に見えていたので良かったです」と会場の笑いを誘った。母親役を演じた田中さんは「二人ともとってもハニカミ屋さん。ハニカんでる顔がとってもかわいかったです」と両者の演技を称えていた。『河童のクゥと夏休み』のファンという濱田さんは「便利屋役の画コンテ見せてもらった時は嬉しくて持って帰りました」と話し「毎シーン勉強になりました。みんな気さくに話してくれて楽しかったです」と現場の雰囲気を伝えてくれた。その後、木下惠介監督の実弟・木下忠司さんが登壇した。木下さんはテレビドラマ『水戸黄門』の音楽を手がけるなど、長年活躍してきた作曲家である。97歳ながら壮健な様子で「原監督の作る惠介の話をとても期待しています」と語り、加瀬さんに花束を贈呈した。加瀬さんは「実際の監督をよく知っていらっしゃるので映画をどうご覧いただけるか若干不安ですが、キャスト、スタッフ心を入れて作った作品です。楽しんでみて頂ければ幸いです」とコメントを残した。[高橋克則]映画『はじまりのみち』2013年6月1日(土)全国公開!/http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/hajimarinomichi/[原監督コメント]この作品が少しでも木下監督の見方が変わるキッカケになればと思っていますもちろん、新しい作品としても楽しんで頂けたら、ただの美談ではなく、木下監督の過激な面が伝われば良いなと思います監督・脚本: 原恵一出演: 加瀬亮 田中裕子 濱田岳 ユースケ・サンタマリア企画・制作・配給: 松竹
「うた☆プリ」3D LIVE「ASS MU」3組18名による“音楽で紡ぐ宇宙”― 公演レポ到着! ディレイ・ビューイングの詳細も 2024.4.25 Thu 18:00 3D LIVE「うたの☆プリンスさまっ♪ ALL STAR STAGE -MUSIC UNIVE…
「かがみの孤城」邦画アニメ史上初!「ロッテルダム国際映画祭」Limelight部門へ正式出品 原恵一監督が現地入り 2023.2.6 Mon 20:30 辻村深月のベストセラー小説を原作とする劇場アニメ『かがみの…