アジャイルメディア・ネットワークは、FacebookやTwitterと連携してユーザーが視聴したアニメを管理できるスマホ向けサービス「あにみた！」のベータ版を公開した。ここ数年、視聴者がFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを活用してテレビでスポーツの観戦やアニメの視聴を行なっている。最近ではTwitter社による『天空の城ラピュタ』視聴時における「バルス」ツイートの世界記録更新が話題となった。そうした背景からライフログツールの開発が国内外で活発になっており、各社がしのぎを削っている。一方で視聴者の好みが細分化されているだけに、こうしたデータの蓄積がアニメ制作の判断材料として重宝される傾向にある。以前アジャイルメディア・ネットワークは、Twitterや2ちゃんねるのデータを集め、テレビ番組の盛り上がりを「見える化」したサービス「テレビジン」を開発した。「あにみた！」は、それに続くサービスである。「あにみた！」ではアニメ作品の各話ごとに、チェックインや感想を残す機能を実装している。そのため詳細な視聴ログの管理が可能になっている。そしてコメントを書き込めることから、同じ興味を持つユーザーとコミュニケーションが可能になっている。「あにみた！」は、TwitterもしくはFacebookのアカウントでログインして使用する。テレビ以外にもDVD、BD、スマホ向けの放送や配信など、視聴メディアの広がりに対応しており、各々の視聴ログを統合的に管理出来る。実装されている機能は、アニメ各話のチェックイン、マイページ、TwitterおよびFacebookへの投稿、コミュニケーション、ランキングである。今後は作品の実況や、チェックインした作品数、コメント回数に応じてポイントを付与するゲーミフィケーションの実装も予定されている。［真狩祐志］あにみた！ http://animita.tv/
