『ももへの手紙』賞は、当イベントにおいてアニメーション映画『ももへの手紙』が特別上映されることを受けたものだ。『ももへの手紙』は、大事な人への想いを伝えること、絆をつなぐことの大切さを描いている。東日本大震災で甚大な被害を受け、1年を経てもなお、故郷を離れた生活を余儀なくされている人々の想いと、当映画との理念の一致から今回の上映に賛同を得た。
当日はキャストの美山加恋さん、優香さん、沖浦啓之監督も来場した。
受賞した佐土原さんは「避難先から久しぶりにいわき市に帰ってきました。笑いあり、涙ありの素敵な作品だと思います」と語った。
それに対し優香さんは「気持ちがすごく伝わってきました。今日、お会いして元気な姿を拝見でき、本当によかったです」とエールを送った。
イワ役を演じた福島出身の西田敏行さんの来場も予定されていたが叶わなかったが、優香さんと美山さんは、西田さんの演じるイワについて「優しさと迫力を兼ね備えているイワには西田さんがぴったりですよね！」と絶賛した。
イベントの最後にはいわき市の教育委員会へ贈り物が贈呈された。福島の代表として、いわき市の小学生が登壇。緊張した面持ちに会場の雰囲気が和やかに包まれた。
美山さん、優香さん、沖浦監督の登壇時の挨拶では、アフレコなどについても触れられている。公開までのカウントダウンがひしひしと伝わってくるに違いない。『ももへの手紙』は4月21日に全国公開を迎える。
【真狩祐志】
『ももへの手紙』
4月21日（土）全国ロードショー
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