第62回ベルリン国際映画祭の短編部門にノミネートされていた和田淳さんのアニメーション作品『グレートラビット』が銀熊賞に輝いた。
 和田さんの『グレートラビット』は、フランスの支援によって制作され、このベルリンでワールドプレミアとして初上映した。和田さんは、日常に根ざしながらも一貫してシュールな世界を紡ぎ出しており、今回受賞した『グレートラビット』においても、その世界が炸裂している。

 このほか短編部門には日本から泉原昭人さんのアニメーション作品『リリタアル』、川本直人さんの実写作品『渦潮』もノミネートされていた。泉原さんは2年前に『赤い森の歌』でもノミネート経験がある。

 一方、ジェネレーション部門にも平林勇さんの短編アニメーション『663114』がノミネートされていたが、こちらも特別表彰として受賞している。
 実写作品でも今林さんと同じジェネレーション部門で今泉かおり監督の長編『聴こえてる、ふりをしただけ』が特別表彰、フォーラム部門に日本から出品されたヤン・ヨンヒ監督の長編『かぞくのくに』が国際アートシアター連盟賞などとなった。
 会期中は、今回受賞した作品以外でも東日本大震災を扱った作品に暖かい視線が注がれるなど、日本人および日本の作品の活躍が際立つ回となった。
【真狩祐志】

ベルリン国際映画祭 http://www.berlinale.de/

グレートラビット 'The Great Rabbit' Trailer
http://youtu.be/Opq8384UAYY

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