総合商社大手の伊藤忠商事は、人気アニメ番組のアパレル・関連雑貨展開に本格的に取り組む。1月24日、伊藤忠商事は、日本テレビ音楽とアニメ『HUNTER×HUNTER』の今後1年間の商品化権許諾契約を締結したことを明らかにした。 同社は9社11カテゴリーで、サイブライセンスを行う。2012年春夏コレクションから、一斉に商品展開をスタートする。 伊藤忠は総合商社のなかでも、繊維・衣料・ファッションを得意とする。さらに、石森プロに出資するなどキャラクタービジネスにも積極的だ。今回は、そうした得意分野が結びついたかたちだ。 サブライセンシーを受けるのは、サロンジェ、スモールプラネット、丸眞、サンメンズウェア、興和、カイタックファミリー、トモクニ、コッカ、サンアートの9社。いずれも衣料・関連雑貨を得意とする。 商品アイテムは、ハンカチ、靴下、タオル、アウターウェア、インナーウェア、クッション・ひざ掛け、パジャマ、手袋、帽子、袋物、バッグ・財布に及ぶ。様々な商品が同時に店頭に並ぶことで、売り場での存在感も増しそうだ。 アニメ『HUNTER×HUNTER』は、冨樫義博さんが「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の同名の人気マンガをテレビアニメ化したものだ。日本テレビの日曜日午前中をはじめ全国30局で放映されている。原作の人気に加えて、番組の認知度の高さから関連商品のビジネスの展開に期待するものになる。 伊藤忠は、今後アニメ『HUNTER×HUNTER』に登場する全キャラクターの商品化を目指す。全国有名量販店や専門店、ディスカウントストアが中心に商品を販売する。1年後に小売店の販売価格ベースで20億円の売上を計画している。アニメ『HUNTER×HUNTER』/http://www.ntv.co.jp/hunterhunter/[サブライセンシーと展開商品構成] サロンジェ: ハンカチ スモールプラネット: 靴下 丸眞: タオル サンメンズウェア: アウターウェア 興和: インナーウェア、クッション・ひざ掛け カイタックファミリー: パジャマ トモクニ: 手袋、帽子 コッカ: 袋物 サンアート: バッグ・財布
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