ゴールデングロープ賞は、ノミネート5作品が発表されている。『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』、『アーサー・クリスマスの大冒険』、『カーズ2』、『長ぐつをはいたネコ』、『ランゴ』、いずれも大作映画として商業的に成功している。華やかな作品が選ばれる同賞の傾向が表われた。各賞の傾向を考えながらその違いを考えるのも、賞レースの楽しみかもしれない。 そうした点からも、米国アカデミー賞は外せない。ゴールデングローブ賞と近い性格もあるが、最近は、海外も含めた、より映画的な作品がノミネートに選ばれる傾向が強まっている。現在は、18本の選考対象作品が挙がっている。受賞作はもちろんだが、ノミネート作品に『パリ猫の生き方:Une vie de chat』、『Chico & Rita』、『Wrinkles』といった海外作品が入って来るのかも注目したい。さらに長編アニメーション部門ほど設けられることがない、アカデミー賞の短編アニメーション部門も心にとめたいところだ。
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