「HARBOR TALE」横浜が舞台の新しいアニメーション 伊藤有壱監督 | アニメ!アニメ!

「HARBOR TALE」横浜が舞台の新しいアニメーション 伊藤有壱監督

様々な映像と駆使して映像表現を追求してきたスタジオ I.TOONと伊藤有壱さんが、また新たな映像を世に問う。「ネオクラフトアニメーション」

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 ストップモーションアニメーション、CG、VFX、様々な映像と駆使して映像表現を追求してきたスタジオ I.TOONと伊藤有壱さんが、また新たな映像を世に問う。「ネオクラフトアニメーション」を掲げて18分余りのショートアニメーション『HARBOR TALE』を創りだした。このほど横浜の劇場で先行公開する。
 『HARBOR TALE』の舞台は世界のどこかにある港街「Y」である。主人公の赤レンガは、港街の片隅に建つ古い洋館を抜け出して、街の中に出かけさまざまな出会いを経験する。
 
 先行上映は、横浜の伊勢佐木町の名画座シネマ ジャック&ベティで12月17日から23日まで行われる。横浜は、本作の舞台となった港街「Y」のモデルであること、I.TOONがこの町にスタジオ構えることなどゆかりの深い場所だ。作品の初披露に横浜が選ばれた理由でもある。
 料金は一般800円、学生、シニアがそれぞれ600円。また、12月17日と23日には伊藤有壱監督とゲストによるトークショウも予定する。17日にはアニメーション作家の野村辰寿さん、23日には写真家の森日出夫さんが姿を見せる。

 伊藤有壱さんは、ストップモーションアニメーションで日本を代表する存在だ。主催するI.TOONを中心に『ニャッキ!』、『ノラビッツ・ミニッツ』といった作品や、コマーシャル映像、ミュージックビデオなどを制作する。
 ストップモーションを得意とする一方で、その表現はこれまでの概念を大きく超える。そこにCGを大胆に取り込むことで、ストップモーション、CGそれだけでは実現出来ない映像を可能にした。I.TOONが『HARBOR TALE』をネオクラフトアニメーションとする理由だ。
 本作の制作には5年もの歳月がかかっているという。細かな作業の積み重ねは、従来のアニメーションと同様だ。新旧の技術の融合ともいえる『HARBOR TALE』が注目である。

『HARBOR TALE』
フルカラーハイビジョン作品18 分5秒/2011年作品/ステレオ
公式ウェブサイト /http://harbortale.com
I.TOON ウェブサイト /http://www.i-toon.org

[横浜特別先行上映]
劇場: シネマ ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3-51)
/http://www.jackandbetty.net
日時: 2011年12月17日(土)~23日(金・祝日)/時間未定
料金: 一般800円/学生600円/シニア600円
*17日、23日に監督によるトークショウを予定。
ゲスト: 17日 野村辰寿氏(アニメーション作家)、23日 森日出夫氏(写真家)
《animeanime》
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