手塚治虫「火の鳥」オリジナル版 初の全巻刊行を実現 | アニメ!アニメ!

手塚治虫「火の鳥」オリジナル版 初の全巻刊行を実現

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 マンガの巨匠 手塚治虫さんの数多い代表作の中でも、とりわけ大きな印象を残した作品が『火の鳥』だ。生命や愛、宇宙、運命など壮大なテーマを描くシリーズは、手塚治虫さんのライフワークでもあり、日本のマンガ史に残る名作でもある。
 その『火の鳥』の全編を雑誌初出、掲載時のそのままに刊行する「火の鳥《オリジナル版》復刻大全集」がこの6月からスタートする。オリジナルの雑誌バージョンでの単行本刊行は、今回が初めてという貴重なものだ。

 『火の鳥』の連載は1954年の「漫画少年」をスタートに、「少女クラブ」、「COM」 、「マンガ少年」、「野性時代」と複数誌にわたり、その期間は35年間にも及ぶ。それぞれのエピソードは、これまでも数多くのかたちで単行本化されてきた。
 しかし、刊行にあたっては手塚治虫さん自らがストーリー展開やセリフ、絵柄など様々な改編を行っている。著者自身の「いつの時代にもフィットしたかたちで自作を読者に贈りたい」という意図がある一方で、 幻となっていた雑誌連載版をまとめて読みたいというファンの声も大きかった。今回は、そうした要望を受けて、復刊ドットコムが手塚プロダクションの監修のもとこれを実現する。全12巻6月より、毎月1巻を発売する。

 今回の刊行は、復刊ドットコムのサービスがきっかけとなっている。復刊ドットコムでは絶版や品切れの本をリクエスト投票により復刊させるサービスを行っている。『火の鳥 オリジナル版』は、10年前かトップクラス投票数を得ていた。このほど手塚プロダクションの認可により刊行が実現した。
 全集は単行本未収録だったエピソードも掲載し、さらに未完の作品、短編作品、シノプシスなども網羅も網羅する。フルサイズ(B5判)、フルカラー、全扉絵など収録、さらにデジタル・リマスタリングによる高画質とファン必携のシリーズとなる。

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     (C)2011-2012 手塚プロダクション

「火の鳥《オリジナル版》復刻大全集」
/http://www.fukkan.com/sp/hinotori/?tr=tb

全12巻 初版完全限定
B5判(雑誌原寸大)/フルカラー/ハードカバー上製/各巻とも美麗化粧箱入り
発行:復刊ドットコム 監修:手塚プロダクション

■各巻内容(予定):
第1回配本 6月24日頃発売予定 「黎明編」
1967年 「COM」連載 税込定価7875円
第2回配本 7月発売予定 「未来編」
1967-68年 「COM」連載 税込予価7875円
第3回配本 8月発売予定 「ヤマト編・宇宙編」
1968-69年 「COM」連載 税込予価7875円
第4回配本 9月発売予定 「鳳凰編」
1969-70年 「COM」連載 税込予価8400円
第5回配本 10月発売予定 「復活編・羽衣編」
1970-71年 「COM」連載 税込予価8400円
※「COM」掲載版「望郷編」(1971-72年、未完)、同・短編「休憩」(1971年)も収録
第6回配本 11月発売予定 「望郷編」
1976-78年 「マンガ少年」連載 税込予価8400円
第7回配本 12月発売予定 「乱世編(上)」
1978-79年 「マンガ少年」連載 税込予価7875円
※「COM」掲載版「乱世編」(未完、1973年)も収録
第8回配本 12年1月発売予定 「乱世編(下)」
1979-1980年 「マンガ少年」連載 税込予価7875円
第9回配本 12年2月発売予定 「生命編・異形編」
1980-81年 「マンガ少年」連載 税込予価7350円
第10回配本 12年3月発売予定 「太陽編(上)」
1986年 「野性時代」連載 税込予価8400円
第11回配本 12年4月発売予定 「太陽編(下)」
1987-88年 「野性時代」連載 税込予価8400円
第12回配本 12年5月発売予定 「エジプト編・ギリシャ編・ローマ編」
1956-57年 「少女クラブ」連載 税込予価9975円
※「漫画少年」連載版「黎明編」(1954-55年、未完)も収録。

■ 各話の全扉絵も、フルカラーで初のコンプリート収録
■ 連載時の記事・エッセイ・イラストなどの貴重な資料も、随時収録予定
《animeanime》
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