3月23日追記:「動画と漫画展」は諸般の事情により会期を短縮して27日(日)までの開催となります。 3月11日から東京・六本木のアカデミーヒルズ 六本木ライブラリーで、アニメ、マンガ、イラストレーションと多方面で活躍する美樹本晴彦さんの仕事を紹介する企画展示が行なわれている。ライブラリーのエントランスショーケースを利用した「動画と漫画〜絵師・美樹本晴彦の仕事〜」である。 企画展では1980年代初頭に彗星にように現れて、アニメファンから熱狂的な支持を受け、その後、様々な分野に広がっていった美樹本晴彦さんの仕事を一望する。美樹本さんの直筆の原画やアニメ・マンガの関連資料、パネル、書籍など50数点、それにクールジャパン関連書籍の展示もする。 美樹本さんが注目されるきっかけになったのは、1982年にテレビ放映を開始した『超時空要塞マクロス』だ。作品の魅力は、綿密に練りあげられたメカ設定、それが縦横無尽に動いたアクションシーン、斬新な驚きを与えた恋愛模様などのドラマだ。そして、当時はプロとしてほとんど実績のなかった美樹本さんデザインによるキャラクターたちである。 番組はテレビ放送を開始するとたちまち視聴者の心を捉えた。そして今に至るまで「マクロスシリーズ」として広く愛され続けている。番組は海外にも輸出された。作品は日本と異なったかたちで放映されたが、キャラクター、メカの魅力は海外でも受け入れられ、1980年代、世界各国で人気を呼んだ。現在、注目を浴びるクールジャパンのはしりと言っていいだろう。 展示内容はこの『超時空要塞マクロス』のほか、それに続く劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』、ゲーム版『愛・おぼえていますか』、『マクロスII』などの原画やセル画、版権イラスト、さらにOVA『トップをねらえ!』、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の生資料を含む。 これにマンガ原稿、小説のイラスト、オリジナル作品も加わる。 展示会場は会員制の六本木ライブラリーとやや敷居が高いが、展示スペースは朝9時から20時まで無料で鑑賞出来る。(ライブリーの利用は平日のみでビジター料金で利用可能)また、展示は3月31日頃までを予定しているが、事前に確認しておいたほうが確実だ。 動画と漫画〜絵師・美樹本晴彦の仕事〜期間: 2011年3月11日(金)〜3月31日(木)予定場所: アカデミーヒルズ 六本木ライブラリー/エントランスショーケース(六本木ヒルズ森タワー49階) /http://www.academyhills.com/library/主催: アカデミーヒルズ ライブラリー事務局協力: メディア芸術コンソーシアム構築事業事務局展示協力: 美樹本晴彦/ビックウエスト/サンライズ/ガイナックス/バンダイビジュアル/角川書店/森川嘉一郎(順不同・敬称略)※1 展示は一般無料[開催期間中:9時~20時]※2 六本木ライブラリー利用は入館料が必要。[平日のみビジターチケット(2000円)■ 主な展示作品 TVアニメ「超時空要塞マクロス」原画 劇場アニメ「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」原画 セガサターンソフト「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」版権イラスト OVA「超時空要塞マクロスII LOVERS AGAIN」キャラクター設定画 OVA「トップをねらえ!」版権イラスト OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」版権イラスト スニーカー文庫「機動戦士ガンダムUC」表紙イラスト(データ出力) マンガ「超時空要塞マクロス THE FIRST」キャラクター設定画 マンガ「超時空要塞マクロス THE FIRST」原稿(データ出力) ほか
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