「プリティーリズム」アニメ化 ゲームと連動で女児向け展開 | アニメ!アニメ!

「プリティーリズム」アニメ化 ゲームと連動で女児向け展開

女児向けのテレビアニメシリーズが放映開始する。テレビ東京6局ネット、BSジャパンで放映される『プリティーリズム オーロラドリーム』である。

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pltakaratomy.jpg 2011年4月から街中にあるゲームからスタートした女児向けのテレビアニメシリーズが放映開始する。テレビ東京6局ネット、BSジャパンで放映される『プリティーリズム オーロラドリーム』である。
 番組はタカラトミーが展開する筐体のゲーム「プリティーリズム」を原作としている。ゲームと同様に小学生女児をコアターゲットに、アニメ、ゲーム、玩具、グッズなどの展開を目指す。女児向けの新たなキャラクターブランド作りを狙ったものだ。タカラトミーはグループで国内年間85億円規模の市場を目指す。

 『プリティーリズム オーロラドリーム』は、アニメパートと実写パートを組み合せる。アニメパートでは「おしゃれ」、「ダンス」、「歌」をコンセプトに、アイドルを目指す主人公の成長ストーリーが描かれる。
 一方、実写による情報コーナーは、アニメの主人公と同年代のアイドルを目指す女の子たちが登場。アニメと連動したイベントや流行情報を伝える。夢を伝えるアニメと実際の夢をつなぐ役割を担う。タカラトミーでは、「女の子ひとりひとりが持つ様々な個性をいろいろな体験を通して磨き上げ、成長し夢をかなえる参加型番組」としている。

 グッズ展開は番組に登場するブランド「Prism Stone」を実在のブランドとして展開、玩具のほか、アパレル、ぬいぐるみ、雑貨などをグループ各社から発売する。また番組中のブランドショップ「Prism Stone」が、2011年4月末に横浜ランドマークタワー・ランドマークプラザにオープンする。ショップでは限定グッズの販売や女の子向けのカルチャー情報を発信する。
 イベントでは視聴者参加型番組として、番組に参加出来るオーディションを開催、タカラトミーのほか、エイベックス・エンタテインメント、小学館、テレビ東京が連携する。エイベックス・エンタテインメントは番組のDVD、小学館は書籍も担当する。

 『プリティーリズム オーロラドリーム』は、子供向けアニメで一般的なキャラクターブランドを中心としたビジネスである。しかし、そのプロジェクトの大きさが特に注目される。ライバルのバンダイには東映アニメーション製作のアニメ『プリキュア』シリーズというキラータイトルがありそれに対抗する狙いもあるだろう。
 気になる差別化は、徹底したリアルとの融合である。ゲーム、アニメの世界に登場するキャラクター、グッズがそれぞれ現実に対応して、商品として用意される。新時代のクロスメディアとしても関心を呼びそうだ。

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       (c)TOMY / syn Sophia / テレビ東京 / PRA製作委員会

「プリティーリズム」 /http://prettyrhythm.dive2ent.com/

『プリティーリズム オーロラドリーム』
 放送: 2011年4月より
      テレビ東京系6局ネット+BSジャパンにて全国放送開始
 原作: タカラトミー/シンソフィア
 制作: 竜の子プロダクション 
 監督: 菱田正和 
 音響監督: 長崎行男
 シリーズ構成: 赤尾でこ 
 キャラクターデザイン: 渡辺明夫 
 音楽: 長岡成貢
《animeanime》
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