yanoxsuzukis.JPG 12月18日、東京・銀座ヤマハホールで、『ホーホケキョ となりの山田くん』と『天空の城ラピュタ』とブルーレイディスク完成披露試写会が行われた。12月22日に発売される「ジブリがいっぱいCOLLECTION」のBlu-ray Disc第2弾、第3弾の完成を記念したもので、BD画質で蘇えったふたつのスタジオジブリ作品を日本で一番早く鑑賞するものだ。
 完成披露試写会は上映だけでなく魅力的なゲストも登場した。『ホーホケキョ となりの山田くん』の音楽を手掛けた矢野顕子さん、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんである。

 矢野顕子さんは映画に登場した楽曲や幾つもの曲を即興で演奏し、会場を楽しませた。映画の音楽については「あんなにたくさん映画に使われていたなんて、ほとんど忘れていました」、「でも、この曲を聴くとワクワクとします」と映画を振り返った。
 そして、鈴木プロデューサーとのトークでは、高畑勲監督の印象について「柔和な姿にかかわらず、鉄の意志を持ったかた」、「音楽に対する真摯な姿勢を持っている」と語った。これについて鈴木プロデューサーは、「(高畑監督は)最初から音楽ありきで映画を考えている。オペラみたいな考え方で作品を作っているのでないか」と返した。
 『となりの山田くん』の音楽での矢野顕子さんの起用は、「僕が高畑監督に提案した」と鈴木プロデューサーは言う。それに対して高畑監督は「矢野さんの音楽は高級なんだ。鈴木さんに分かるわけがない」とその提案を驚いたとのエピソードを紹介した。

 矢野さんのジブリとの関わりは、『となりの山田くん』だけでない。この作品後、三鷹の森ジブリ美術館の短編アニメ『水グモもんもん』、『やどさがし』、そして2009年の劇場アニメ『崖のうえのポニョ』にも参加している。
 鈴木プロデューサーが、このうち宮崎駿監督の『やどさがし』を2011年にニューヨークで行う日本文化のイベントで上映するサプライズを報告した。これまで美術館だけで上映する作品とされていただけだけに、矢野さんの音楽ともどもニューヨークのジブリファンを喜ばせることになるだろう。
 また、高畑、宮崎両監督の近況については、ふたりとも新しい企画に取りかかっていると伝えた。また、BD化については、宮崎監督にはBDプレイヤーをプレゼントしたが、止め方を教えなかったので使ってないようだ、高畑監督は細かく話すとややこしくなるからさりげなくBD化するからとだけ伝えたという今回のエピソードを披露した。

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12月22発売≪ジブリがいっぱいCOLLECTION≫
http://disney-studio.jp/ghibli/special/lineup/

『天空の城ラピュタ』ブルーレイディスク 
価格: 7140円(税込) 1986年製作/日本/本編約124分 
映像特典: 北米版本編・絵コンテ・アフレコ台本など
発売元: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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  (c) 1986 二馬力・G

『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク
価格: 7140円(税込) 1999年製作/日本/本編約104分 
映像特典: 「スーパーテレビ最前線 独占密着15カ月!映画『となりの山田くん』の秘密」
発売元: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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