CG と人形のハイブリッドアニメーション「Oz Wars」 米国で製作 | アニメ!アニメ!

CG と人形のハイブリッドアニメーション「Oz Wars」 米国で製作

米国の映画会社ヴァンガード・フィルムは、12月15日に新作劇場アニメーション『OZ WARS』の監督として『コープス ブライド』の共同監督であったマイク・ジョンソンと契約を結んだと発表した。

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 米国の映画会社ヴァンガード・フィルム(Vanguard Films)は、12月15日に新作劇場アニメーション『OZ WARS』の監督として『コープス ブライド』の共同監督であったマイク・ジョンソンと契約を結んだと発表した。
 『OZ WARS』は1900年代初頭にライマン・フランク・ボームが書き始めたファンタジー小説シリーズで、これまでにたびたび映像化されている。今回はティム・バートンと伴に『コープス ブライド』を生み出したマイク・ジョンソン監督が大人向けの作品として劇場アニメーションとする。

 ヴァンガード・フィルムによれば、『OZ WARS』はCGアニメーションとストップモーションアニメーションをハイブリッドしたものになる。ストップモーションは制作や撮影に手間がかかることから、長い間商業アニメーションでは比較的なマイナーな存在だった。しかし、映像制作の一部にCGアニメーションを取り入れることで、近年は大作劇場映画として制作されるケースが増えつつある。ヴァンガード・フィルムも本作では新しいストップモーション用のソフトを利用することで、これまでにないコストパフォーマンスを実現するとしている。
 『コープス ブライド』のほか、クレイアニメーションの『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ』もCGを利用している。近年は『コララインとボタンの魔女』、『ファンタスティックMr.FOX』などの話題作も登場している。

 もうひとつのストップモーションの特徴は、この技術を使うことでアダルト層を開拓する動きだ。『OZ WARS』では『オズの魔法使い』を原作としながらも、PG-13(13歳以下の観劇は保護者の指導が必要)の作品になる予定だ。魔女との戦いや魔法、モンスターが登場するアクション映画が目指される。ジョンソン監督は作品について「ダークで、セクシーで、危険」と語る。
 公開時期や配給会社については発表されていないが、アニメーション映画の新たなトレンドとして目が離せない作品だ。

Vanguard Animation  /http://www.vanguardanimation.com/

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