11月22日、神山健治監督による『東のエデン』のイベント「2010.11.22 リアル 迂闊な月曜日」が東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で開催された。劇場第2作『Paradise Lost』』の公開から数えて既に8ヵ月経つが、チケットはわずか2分で完売という大盛況のイベントとなった。根強い『東のエデン』人気を感じさせるものだ。
 いまや神山監督の代表作となった『東のエデン』だが、実はイベントでは監督のもうひとつの代表作に関するサプライズがあった。『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』に関するものである。2011年3月26日に、映画『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D』が劇場公開されることがこの場で明らかにされた。

 作品は2006年に製作された長さ101分の長編OVA『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』を最新の技術を使い3D(立体視)化するものだ。制作はプロダクション I.G 神山監督の陣頭指揮のもと新しい技術で生まれ変わることになる。
 『攻殻機動隊 S.A.C SSS』はOVA作品ではあるが、もともと劇場サイズ長尺となっている。製作予算も3億6000万円と劇場クラスの資金が投入された。実際にプレミア上映は、東京国際映画祭で行われている。今回は3D版として、実際に劇場映画としてあらたな作品になる。

 気になる内容については、神山監督から「ただの3Dではない」、「実際に電脳化したら、こんな感じに見えるのでないかといった映像を実現化した」と近未来の世界を描く『攻殻機動隊 S.A.C』に相応しい映像を期待させる言葉が語られた。
 映画『アバター』の大ヒット後、3D 映画が注目されている。アニメーションの3D化も進むが、2Dアニメの立体視化はまだまだ発展途上だ。そのなかで新しい映像技術に意欲的に取り組むプロダクション I.Gの掲げる3D立体視とは?興味は尽きない。
 また、オープニングは完全新作と発言もあり、従来の『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』とはかなり異なった作品となるようだ。新宿バルト9を中心に全国公開、上映に向け年末から来年にかけてイベントも仕掛けて行くという。今後の展開に期待したい。

映画『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D』公式サイト
http://www.ph9.jp/ 《animeanime》