「9ナイン~9番目の奇妙な人形~」 BD、DVDを11月発売 | アニメ!アニメ!

「9ナイン~9番目の奇妙な人形~」 BD、DVDを11月発売

映画『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』が、11月4日にBlu-ray、DVDで発売される。

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 異色のCGアニメーション映画『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』が、11月4日にBlu-ray、DVDで発売される。作品は長編映画初となるシェーン・アッカー監督によるダークファンタジー、荒廃した街を舞台に奇妙な人形のかたちをした「9」たちの戦いと謎を描く。
 作品はどこかインディーズの香りを感じさせる凝った作りだが2009年に全米2000館で公開された映画だ。日本では2010年春に劇場公開され話題を呼んだ。

 作品にインディーズは雰囲気を感じさせるのはこの作品が、長さ10分の短編アニメーション『9』を原作としているためだ。『9』は2005年、当時学生だったシェーン・アッカー監督がUCLAで制作した。その奇妙なビジュアルが高い評価を受け、学生アカデミー賞アニメーション部門金賞、SIGGRAPHのベスト・イン・ショウで上映、さらにアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた。
 作品を観た米国映画界の鬼才ティム・バートンが、これ注目。自らプロデューサーになり、新たに長編映画として構想し直し、誕生したのが『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』である。映画は短編作品の持ち味を活かしたままより大きな作品となり、これまでのフルCG長編アニメーション映画とは一味違う風に仕上がった。

 舞台は荒廃した未来。「9」は古びた研究室の片隅で、目を覚ます。麻布を縫い合わせて作られた身体、腹部には大きなジッパー、背中には9の数字がある姿である。自身と同じような姿をする人形共に、「9」は機械獣たちの棲み家へと向かう。やがて、人類はなぜ滅びたのか、9体の人形は何のために作られたのかが明らかになってゆく。
 ティム・バートン自身の奇妙な世界観ともつながる独特の魅力が、世界のアニメーション好き、ファンタジー好きを唸らせた。

 DVDは税込み3990円、BDは税込4935円、いずれも初回限定版には、36ページのブックレット、特典映像、監督と動画監督によるオーディオ・コメンタリーを収録する。特典映像には、『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』を生み出すきっかけにとなった短編『9』が収録されているのが注目だ。
 特典映像は、本編では削除された7分間のシーン、そしておよそ40分のメイキング、「9ナイン短編から長編へ」、「9ナインの世界」、「キャラクターの動きと個性」などが含まれる。

『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』
/http://9.gaga.ne.jp/

[スタッフ]
原案/監督: シェーン・アッカー
プロデューサー: ティム・バートン
製作:  ティムール・ベクマンベトフ
テーマ曲: ダニー・エルフマン
脚本: シェーン・アッカー&パメラ・ペトラー

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《Blu-ray》
価格: 税込4935円
《DVD》
価格:税込3990円

発売元:ギャガ 販売元:ハピネット
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《animeanime》
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