7月開催サンディエゴ・コミコン チケット10万枚以上完売 | アニメ!アニメ!

7月開催サンディエゴ・コミコン チケット10万枚以上完売

米国エンタテイメント業界の巨大イベント コミコンインターナショナル(サンディエゴ・コミコン)は、開催3カ月以上を前にして全てのチケットが完売になったと発表した。

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 米国エンタテイメント業界の巨大イベント コミコンインターナショナル(サンディエゴ・コミコン)は、開催3カ月以上を前にして全てのチケットが完売になったと発表した。チケットは開催4日間各日の1日チケットと4日間通し券の2種類がある。価格は1日券大人20ドル~35ドル、4日券は75ドル、発売枚数は明らかにされていないが、これまでの参加規模から10万枚以上が発売されたとみられる。
 サンディエゴ・コミコンは過去数年間、会場の収容規模が限界に達していることを理由に、参加チケットの完全前売り制を導入している。このため当日券は、販売されない見込みである。

 サンディエゴ・コミコンは、もともとはアメリカン・コミックスのファンイベントとして1970年代に誕生した。しかし、1990年代後半からSFやVFX、映画、テレビ番組、ゲームなど周辺ポップカルチャーを巻き込むことで急成長した。近年は、コミックス・アーティストに加えてハリッドスターや監督なども多数訪れるなど、エンタテイメント業界の巨大イベントとして一般メディアからも大きな注目を集める。
 また、2000年前後より、日本のマンガやアニメの進出も行われている。日本マンガやアニメの翻訳出版社、流通会社が参加し、イベントも行う。特にマンガ出版社では、日本アニメ・マンガ専門のアニメエキスポよりも、より広い読者を対象にするコミコンを重視する傾向が強まっている。

 一方、コミコンはそうした規模と影響力の拡大が、現在最大の懸念となっている。拡大する規模に会場やホテルなどの施設、サンディエゴ市の受け入れ態勢が追いつかないためである。
 イベントの参加者数は2006年から12万人超で横ばいを続けているが、これはチケットの前売りにより事実上の参加者の制限を行っているためだ。また、会場への企業出展も現在はウェィティングとなっており、新規企業の出展はかなり難しい状況だ。
 コミコンとサンディエゴ市は、2012年まで同市でイベントを開催する長期契約を結んでいるとされている。しかし、2013年以後は、より会場の広いアナハイム、ロサンゼルス、ラスベガスなどへの移転が早くも取り沙汰されている。

コミコンインターナショナル(サンディエゴ・コミコン)
/http://www.comic-con.org/cci/index.php
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