広島国際アニメーションフェス25周年とASIFA50周年を祝う | アニメ!アニメ!

広島国際アニメーションフェス25周年とASIFA50周年を祝う

第13回広島国際アニメーションフェスティバルが、8月7日から11日まで広島市内のアステールプラザで開催される。広島の映画祭は国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認であるだけでなく、今年で25周年と世界のアニメーション映画祭のなかでも有数の歴史を誇る。

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 第13回広島国際アニメーションフェスティバルが、8月7日から11日まで広島市内のアステールプラザで開催される。広島の映画祭は国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認であるだけでなく、今年で25周年と世界のアニメーション映画祭のなかでも有数の歴史を誇る。国際的にも知られた存在だ。
 フェスティバルは、開催に先立つ2月1日よりコンペティション作品の募集を開始している。作品は2年に一度の開催であることから、過去2年間2008年4月以降に完成した30分以内の作品となっている。また、今回からオンラインによる受付も導入され、より多くの作品に可能性が広がる。応募締め切りは4月1日だ。

 作品募集にあわせて、コンペティションの選考を行う国際選考委員も決定した。スイス・ツツェルン応用科学芸術大学教授でアーティストでもあるオットー・アルダーさん、フランスのプロデューサー兼監督ニコラ・ジャッケさん、ポーランドのアニメーション監督ヴィオラ・ゾヴァさん、米国でアニメーション監督、デザイナー、映画製作と幅広い活動を行っているキャンデイ・クーゲルさんといった面々だ。
 日本からは佐藤皇太郎さんがこれに加わる。佐藤さんは『戦争の本質』、『平和のためのアニメーション』などの監督で知られる。また、バンダイナムコゲームスの研究員としてデジタル分野でも活躍している。多彩な国籍、多彩なキャリアの国際選考委員が揃った。

 また、フェスティバルの国際名誉会長として、ベルギーのアニメーション監督ラウル・セルヴァさんを決定している。セルヴァさんはベルギーのアニメーションを代表する作家で、カンヌ国際映画祭で受賞した『Harpya』などが知られている。 
 大物作家の参加が広島に華を添えることになる。期間中は特別プログラムの中に「ラウル・セルヴァ特集」が設けられ、作品上映やトークが行われる。

 特別プログラムで「広島大会25周年記念」、「ASIFA50周年記念」も設けられる。広島国際アニメーションフェスティバルは、もともとASIFAの日本支部が中心となり1985年にスタートしたものである。今年はその母体となったASIFAが50周年、そして広島が25周年を迎えたことを特に記念する。
 このほか「川本喜八郎特集」、「ヘリット・ファン・ダイク特集」、「アレクセイ・アレクセーフ特集」で上映とトークが予定されている。こちらも作家の登場が期待出来そうだ。期間中はこのほかにも数多くの企画が予定されている。

第13回広島国際アニメーションフェスティバル
/http://hiroanim.org/ja/index.html

[国際選考委員]
オットー・アルダー (スイス)
ニコラ・ジャッケ (フランス)
ヴィオラ・ゾヴァ (ポーランド)
キャンデイ・クーゲル (米国)
佐藤皇太郎 (日本)

[国際名誉会長]
ラウル・セルヴァ (ベルギー)
《animeanime》
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