TOKYOPOP 初の劇場映画「プリースト」8月20日米国公開 | アニメ!アニメ!

TOKYOPOP 初の劇場映画「プリースト」8月20日米国公開

 海外向けのマンガ翻訳出版の大手TOKYOPOPが手掛ける初の長編劇場映画『プリースト(PRIEST)』が8月20日に全米公開される。映画は韓国のマンガ家ヒョン・ミンウさんの原作をもとに、TOKYOPOPと米国のプロデューサー サム・ライミさんが共同プロデュースする。
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 海外向けのマンガ翻訳出版の大手TOKYOPOPが手掛ける初の長編劇場映画『プリースト(PRIEST)』が8月20日に全米公開される。映画は韓国のマンガ家ヒョン・ミンウさんの原作をもとに、TOKYOPOPと米国のプロデューサー サム・ライミさんが共同プロデュースする。
 作品はホラーファンタジーで、人間と12の堕天使との時代を超えた闘いを描く。韓国をはじめ日本を含む世界各国で出版されている。英語版の翻訳出版はTOKYOPOPが行っており、同社が2006年に映画化権を獲得し、製作が進められてきた。

 ソニー・ピクチャーズ/コロンビアトライスター系の映画配給会社スクリーン・ジェムズが世界配給を手掛ける。スクリーン・ジャムズはSFやホラー映画、コメディーといったジャンル映画などを中心に、ソニー・ピクチャーズよりも小規模な興行を行う。これまで最もヒットした配給作品は『バイオハザード』シリーズである。
 『プリースト』は8月の米国公開後、9月から11月にかけて世界およそ70ヶ国での公開を予定する。日本での公開は現在予定されていない。

 『プリースト』は過去数年間、TOKYOPOPがマンガなどの出版に次ぐ事業として力を入れてきた映像事業の最初の大型作品となる。今後のTOKYOPOPのビジネスの行方を占うことになりそうだ。
 TOKYOPOは、このほか米国産マンガを原作とする『プリンセス・アイ物語』や、冬目景さんのマンガ『羊のうた』の映画化企画も検討している。3作品に共通するのはゴシックホラーのテイストで、TOKYOPOPはこのジャンルの劇場映画に十分なマーケットがあると考えているようだ。

 また、映像事業では、同社のCEOスチューアート・リービーさん自らが監督するインディーズ長編作品『ヴァンヴォンハンター』も製作する。こちらは日本のアニメやマンガのポップカルチャーを扱った映画となる。今後全米各地で開催されるコンベンションで上映するほか、ネットなどで配信を予定している。

TOKYOPOP /http://www.tokyopop.co.jp/
『プリースト(PRIEST)』 /http://priest.spe.com/

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