岩手県遠野市と言えば、様々な妖怪たちの言い伝えで知られた地域である。民俗学者故柳田國男氏は今から100年前にこの遠野地方の口承民話を編纂し、『遠野物語』として発表した。
 その『遠野物語』を妖怪のオーソリティとして知られるマンガ家水木しげるさんがマンガ化した作品が、雑誌「ビッグコミック」(小学館)に連載された『水木しげるの遠野物語』である。時代を超えたコラボレーションが、雑誌掲載時より大きな話題を呼んだ作品である。

 『遠野物語』発刊100 周年を迎える2010年、1月29日に『水木しげるの遠野物語』が小学館より単行本として発売される。定価1300円のこの本は、日本の口承伝承に登場する河童や座敷童子などの妖怪にまた新たな光をあてる。
 また、『水木しげるの遠野物語』のキャラクターは、2010年より岩手県遠野市が主催する「『遠野物語』発刊100 周年記念事業」のオフィシャルサポートキャラクターに就任することも決定した。
 2010年には水木しげる氏の夫人 武良布枝さんの自伝『ゲゲゲの女房』がNHK連続テレビ小説としてドラマ化されるが、これに合わせて2010年3月に水木しげる氏が遠野市を訪れる特別番組も放映される。大きく注目される水木しげるさんと遠野、『水木しげるの遠野物語』のキャラクターも2010年に大きく活躍することになる。

 この『水木しげるの遠野物語』のライセンス管理を、キャラクター事業会社の小学館集英社プロダクションが行う。小学館集英社プロダクションによれば、水木しげる氏の描く「河童」を、オリジナル商品やポスター、パンフレットで活躍させる。
 また、2010年4月24日には遠野市立博物館が、リニューアルオープンする。博物館ではアトラクション用に新たに制作された『水木しげるの遠野物語』のアニメ化作品が上映される予定である。2010年は遠野と水木しげるの年になりそうだ。

小学館集英社プロダクション  http://www.shopro.co.jp/
遠野物語100 周年プロジェクト http://tono100.com/tono100/


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         (c)柳田國男・水木プロダクション/小学館

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