日本アカデミー賞協会は、12月22日に東京・グランドプリンスホテル新高輪にて、2010年第33回日本アカデミー賞の優秀賞受賞者、受賞作品を発表した。
 優秀アニメーション作品賞の5作品も決定した。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『サマーウォーズ』、『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』、『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』、『名探偵コナン 漆黒の追跡者〈チェイサー〉』である。動きが特に活発だったとされる2009年の劇場アニメの中で、見事に選ばれた作品である。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、2008年第31回で前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』も同賞を受賞している。今年本作はその前作の2倍の興収40億円を叩き出す大ヒットになり注目を浴びた。
 『サマーウォーズ』も大ヒットが注目を浴びた。4ヶ月に及ぶロングランで16億円超の興収をあげた。こちらも細田守監督の前作『時をかける少女』が、2007年第30回でも同賞を受賞、さらに最優秀アニメーション作品賞にも輝いている。同作は既に文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など複数の大型賞を獲得しており、日本アカデミーでも最優秀アニメーション作品賞の候補だろう。

 『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』は、佐藤信介監督のもとプロダクション I.Gが挑んだCGアニメーションである。日本ではまだ少ない3DCGを全編に取り入れた。日本のCGアニメーションの今後の可能性の大きさを感じさせる大作である。
 『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』は昨年に引き続きシリーズ2回目の受賞、『名探偵コナン 漆黒の追跡者〈チェイサー〉』は優秀アニメーション作品賞設立以来シリーズから4年連続で受賞となる。シリーズ過去最高のヒットになったことが話題を呼んだ。

 日本アカデミー賞は、日本の映画の振興・発展を目指して1978年にスタートした。日本アカデミー賞協会の会員の投票によりその受賞者・作品を決定する。
 優秀アニメーション作品賞は2007年より設けられている。これまで『時をかける少女』、『鉄コン筋クリート』、『崖の上のポニョ』が最優秀アニメーション作品賞を受賞している。

 今回の最優秀アニメーション作品賞は、4225名の日本アカデミー賞協会会員の投票により決定する。結果は2010年3月5日に、新高輪プリンスホテルで開かれる第33回日本アカデミー賞授賞式で他の受賞作品と共に発表される。

日本アカデミー賞協会 http://www.japan-academy-prize.jp/

日本アカデミー優秀アニメーション作品賞受賞作

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
 『サマーウォーズ』
 『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』
 『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』
 『名探偵コナン 漆黒の追跡者〈チェイサー〉』 《animeanime》