マンガ、そしてテレビアニメシリーズとしても人気の高い『銀魂』が、劇場アニメとなることが決定した。11月2日に発表され、映画のためのティザーサイトが公開された。
 映画の『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』とされており、テレビシリーズのエピソードの中でも人気の高いエピソード紅桜篇が新たな解釈で劇場版として登場することになる。2010年ゴールデンウィーク全国ロードショーとしており、実際に映画が姿を見せるのはあと半年ほどあるが、ファンにとっては今から待ち遠しいものとなるに違いない。

 『銀魂』は空知英秋さんが週刊少年ジャンプ(集英社刊)に、2003年12月から連載する人気ギャグマンガである。テレビアニメは2006年4月からテレビ東京系で始まり、現在4年目を迎える長寿番組である。
 江戸時代を舞台にするもののSF設定も絡める不条理ギャグな物語、しばしば登場するアバンギャルドな演出もあり、幅広い世代から支持を集めている。
 人気シリーズではあったがこれまで劇場公開はなく、今回はファン念願の映画化となる。現在は公開決定の告知のみだが、今後のさらなる情報が待たれる。

 一方で、公開されたティザーサイトが、ワーナーブラザース・ジャパンのドメインを利用しているのも見逃せない。劇場配給をワーナーブラザースが、手掛けるものと見られる。
 近年、ハリウッド映画の日本国内興行が落ち込む中、ワーナーは邦画の製作・配給に力を入れている。アニメ作品でも2008年の『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』、2009年の『サマーウォーズ』を手掛け、実写映画『デスノート』シリーズの配給では大ヒットを飛ばした。12月には『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の配給も行う。新たな事業領域としてアニメや特撮分野に力を入れているのが見て取れる。

 これは東宝が『ポケットモンスター』シリーズや『名探偵コナン』シリーズの配給で、安定的に利益を生み出していることも意識しているだろう。そうした中で長寿番組として人気ながら、これまで劇場映画化されなかった『銀魂』に白羽の矢が当たったかたちだ。
 ゴールデンウィークの公開は、まさに東宝が毎年ドル箱としている『名探偵コナン』シリーズ、『クレヨンしんちゃん』シリーズと正面からぶつかる。映画そのものだけでなく、ビジネスの成果にも注目が集まる。

『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』 公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/gintama/ 《animeanime》