ゲームと教育で共同研究 東大とバンダイナムコゲームスが協力 | アニメ!アニメ!

ゲームと教育で共同研究 東大とバンダイナムコゲームスが協力

 ゲームの子供に対する影響がマスメディアを賑わすことは少なくない。しかし、実際は科学的な調査はこれまで数が少なく、客観的なデータに基づかない情緒的な主張も少なくないのが現状だ。
 そうしたなかアカデミックとゲーム業界が、ゲームの教育利用に関する共同研

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 ゲームの子供に対する影響がマスメディアを賑わすことは少なくない。しかし、実際は科学的な調査はこれまで数が少なく、客観的なデータに基づかない情緒的な主張も少なくないのが現状だ。
 そうしたなかアカデミックとゲーム業界が、ゲームの教育利用に関する共同研究プロジェクトを発足する。東京大学大学院情報学環 馬場章研究室とバンダイナムコゲームスによる、「ゲームと教育」をテーマとした共同研究である。

 プロジェクトの目的は、教育や学習の領域でゲームが持つ可能性を広く伝えるものだ。プロジェクトでは、まず既存ゲームソフトの教育・学習効果を学術的に分析する。そのうえで国内外での講演会や学会などでの発表を目指す。
 「ゲームの教育利用に関する知見」や「ゲームリテラシーに関する社会的認知の向上」といったプロジェクトの立ち上げ、ゲームの教育利用に関する研究を行う。

 また、今回のプロジェクトの特徴のひとつは、リサーチ・インターンの導入である。リサーチ・インターンは、学生が自分の専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うものである。知識と経験を融合させた調査、研究を行う。東京大学大学院は、学生のリサーチ・インターンが新たな知を生み出すことを期待する。
 一方、バンダイナムコゲームスは、これまでも情報技術を利用し学習者に新しいコミュニケーション環境を提供する教育活動「ICT」を進めている。東京大学大学院情報学環 馬場章研究室と協力することでさらに活動を広げて行く。

 8月6日には、この両者共同の取り組みのひとつとして、シンポジウム「ICT時代の子どもの未来を考える」を開催する。両者が主催者となって品川区立の小中学校の先生や教育関係者に、文部科学省による教育現場でのICTの活用指針などや、企業や大学が取り組むICT活用授業例や研究事例などを紹介する。
 シンポジウムは、8月6日13時半から17時まで、東京品川区のバンダイナムコゲームス本社未来研究所 ファンシアターにて行われる。

バンダイナムコゲームス /http://www.bandainamcogames.co.jp/
東京大学大学院情報学環 馬場章研究室 /http://chi.iii.u-tokyo.ac.jp/

第1回 ICT時代の子どもの未来を考えるシンポジウム
日時: 2009年8月6日(木) 13時半~17時
場所: 株式会社バンダイナムコゲームス 本社未来研究所 ファンシアター
主催: 東京大学大学院情報学環 馬場章研究室、株式会社バンダイナムコゲームス
協力: 株式会社内田洋行
後援: 品川区教育委員会
対象: 品川区立小中学校の先生方、教育関係の方々
《animeanime》
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