スクエニ FFとハガレンの著作権侵害でフランス業者を提訴 | アニメ!アニメ!

スクエニ FFとハガレンの著作権侵害でフランス業者を提訴

 大手ゲーム企業のスクウェア・エニックス・ホールディングスとその子会社スクウェア・エニックスは、2009年5月28日付でフランス・パリ市の日本製コンテンツのグッズ輸入・販売業者la société SAKURAを、著作権侵害を理由にパリ大審裁判所に提訴した。
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 大手ゲーム企業のスクウェア・エニックス・ホールディングスとその子会社スクウェア・エニックスは、2009年5月28日付でフランス・パリ市の日本製コンテンツのグッズ輸入・販売業者la société SAKURAを、著作権侵害を理由にパリ大審裁判所に提訴した。
 提訴されたSAKURAは、アニメやマンガ、ゲーム、J-popなどの日本製コンテンツの関連商品を輸入し、パリ市内の自社ショップ「KONCI」で販売をしている。パリ市では日本コンテンツファンによく知られたショップである。

 スクウェア・エニックスによれば、SAKURAはKONCIで少なくとも過去数年間にわたり同社が著作権を持つ『鋼の錬金術師』や『ファイナルファンタジー』シリーズの海賊版グッズの販売を行ってきという。また、同社の運営するウェブサイト上でも、フランスだけでなくEU全域に向けて海賊版グッズの販売を行っていた疑いがあるとしている。
 スクウェア・エニックスは、SAKURAによる海賊版商品の輸入・販売の差止めと、損害賠償を請求している。裁判は現在、パリ大審裁判所において行われている。

 また、スクウェア・エニックスは今回の提訴にとどまらず、ヨーロッパ市場での知的財産権侵害行為に今後も断固たる手段を取るとしている。
 同社に対する知的財産権侵害行為を行う者に対しては積極的にその責任追及をする、無許諾の模倣品や偽造品の製造・流通・販売だけでなく、ゲーム、音楽、映像、画像などの知的財産を同社の許諾なく違法に使用する侵害行為に対しては、今後も訴訟を含む権利行使を積極的に行うと同社のウェブサイトで表明している。

 アニメ、マンガ、ゲームの海外の海賊行為については、アジア地域の海賊商品や北米でのインターネット海賊行為が話題になることが多い。しかし、ヨーロッパでもこうした海賊行為は少ないわけではない。
 2006年にはイタリアで、日本のアニメやゲームの海賊版ソフトウエアの販売業者の大掛かりな摘発が行われたこともあった。正規品と並べて販売されている場合は、購買者が海賊版だと知らないケースも多いとされている。今後も、今回のようなケースは増えそうだ。 

スクウェア・エニックス・ホールディングス /http://www.square-enix.com/jpn/

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