アニメ製作会社の東映アニメーションは、6月10日より海外の大手動画配信サイトJOOSTのコンテンツパートナーに参加した。 東映アニメーションは、今回7作品の配信を開始する。既に『北斗の拳』、『SLAM DUNK』、『ふたりはプリキュア』、『デジモンアドベンチャー』、『銀河鉄道999』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』の6作品の配信を行っている。残り1作品『エアー・ギア』は、近日配信予定である。 これはJOOSTが10日に発表したもので、新たなメディアパートナーは全部で12社となっている。JOOSTは配信作品のラインアップを大きく拡大する。今回新たにパートナーとなった企業には、米国のコミックス出版・キャラクターライセンスのマーベル・エンタテインメントやスピードレーサー エンタープライゼズなども含まれている。 マーベル・エンタテインメントは、テレビアニメーションシリーズの『Xメン オリジン』や、映画・ゲームのプロモーション映像を流す。東映アニメと合わせると日米の人気作品が並ぶことになる。 JOOSTは動画共有サイトでは、YouTubeやHuluなどに次ぐ大手サイトである。規模的にはこの2社よりも小さくやや目立たないところもあるが、既に日本アニメでは『NARUTO』などが配信され人気を呼んでいる。 JOOSTの特徴は、Huluと同様に投稿動画がなく、企業側からの配信だけになっている点である。一般投稿動画と混在するYouTubeよりも企業にとっては扱い易い。また、Huluが米国だけで展開しているのに対して、ヨーロッパでもサービス提供がされており、特にヨーロッパ地域で強みを持つ。 東映アニメーションは既に、米国の日本アニメ・アジアコンテンツ専門のクランチロールでも番組配信を行っている。 しかし、これとは別に、ヨーロッパでのビジネスを得意とする同社にとってJOOSTは、動画配信ビジネスの拡大を補完するものになるだろう。東映アニメーション /http://www.toei-anim.co.jp/JOOST /http://www.joost.com/
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