ゴンゾ平成21年3月期決算 監査法人が意見不表明

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 6月3日に発表されたアニメ製作会社ゴンゾの平成21年3月期決算について、同社の監査人であるビーエー東京監査法人は当該監査について意見表明を行わなかった。この結果ゴンゾの決算は、監査人からの意見表明がないという異例のかたちでの発表になった。

 ビーエー東京の監査報告書では、ゴンゾは継続して営業損失、当期純損失を計上していること、債務超過の状態であること、債務の返済資金確保に困難が生じる可能性があることを指摘する。
 また、銀行借入金の一部が返済期日を経過していることなどもあり、ゴンゾは企業としての存続(継続企業の前提)に重要な疑義あるとする。

 そして、現時点で経営計画などが達成されるかどうかは不確実性が高く、達成されると判断できる十分な証拠がないという。運転資金を確保についても、対応策を提示しているが、一応の評価をすることも困難な状況と厳しい見方を示した。
 そして計算書類や附属明細書(決算書、財務諸表など)に対して意見表明出来る合理的な内容を得られないため、連結計算書類について意見表明を行わないとした。

 これに対してゴンゾは今後開催される定期株主総会にて、新たな議案を加えることを決定した。これは会計監査人からの意見表明を得られなかったことを前提に、株主総会で計算書類などの承認を求めるものである。
 この議案でゴンゾの取締役会議は「第10 期計算書類は、法令及び定款に従い、会社財産及び損益の状況を適正に表示しているものと判断している」と表明している。

 ゴンゾは今回の決算発表と同時に、ビーエー東京の会計監査人退任も明らかにしている。これは監査人の任期満了に伴うもので、6月28日付けでビーエー東京は退任する。
 ゴンゾの監査人は平成20年6月に、それまでの会計監査人であったトーマツが退任している。現在のビーエー東京監査法人は、その後を引き継いだものである。ゴンゾはビーエー東京の退任は任期満了によるものとするが、わずか一年間での退任となる。また、後任の監査人は未定としており、同社の先行きに不透明感を与えるものとなっている。

ゴンゾ /http://www.gonzo.co.jp/
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