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バンドデシネの巨匠メビウス 明大でヨーロッパと日本のマンガを語る

 フランスのバンド・デシネ(BD)の巨匠であるメビウスさんが、5月9日にマンガ家浦沢直樹氏さん、夏目房之介さんを交えた東京・明治大学駿河台校舎で開催するシンポジウムに登場する。同氏の来日は、明治大学国際日本学部と京都精華大学の協力で実現した。
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moebius.jpg フランスのバンド・デシネ(BD)の巨匠であるメビウスさんが、5月9日にマンガ家浦沢直樹氏さん、夏目房之介さんを交えた東京・明治大学駿河台校舎で開催するシンポジウムに登場する。同氏の来日は、明治大学国際日本学部と京都精華大学の協力で実現した。
 明治大学国際日本学部は、2008年に日本文化の発信と世界における日本研究を目的に設立された。マンガやアニメ、映画、ファッションといった日本のポップカルチャーも研究領域のひとつである。
 今回はメビウスさんを招き、「メビウス ∞ 描線がつなぐヨーロッパと日本」と題した3時間半にも及ぶ大掛かりなシンポジウムを開催する。ヨーロッパのバンド・デシネと日本マンガの相互関係を中心に取り上げる。

 シンポジウムに招かれる浦沢直樹氏さんは、『PLUTO』や『20世紀少年』など数々の作品で国内外に知られた日本を代表するマンガ家である。日本とフランスの巨匠が顔を合わせ、意見を交わらせる貴重な機会になる。
 もうひとりのゲスト夏目房之介さんは、自身のマンガ活動のほかマンガ批評、そして学習院大学大学院教授として関連分野の研究を行なっている。また、シンポジウムの司会は明治大学国際日本学部准教授の藤本由香里さんが務める。藤本由香里さんも、マンガ評論活動でよく知られた存在だ。今回は日仏の大物アーティストと日本を代表するマンガ評論家が顔を合わせることで、シンポジウムの内容はより広い範囲にわたることになりそうだ。

 シンポジウムの狙いは、フランス(海外)と日本との情報ギャップを埋めることだという。ヨーロッパを代表するメビウスさんに、ヨーロッパにおける日本のマンガの評価、受け止められかたを語ってもらう。そうするなかでメビウスさんが象徴するヨーロッパと日本のマンガとの相互の影響関係について考える。
 このほかメビウスさんの作品紹介や体験をテーマとし、さらにライブ・アート・パフォーマンスも行う。世界的に高く評価されているメビウスさんの芸術の世界を知ることが出来る。
 シンポジウムは5月9日土曜日、東京・千代田区神田にある明治大学駿河台校舎のアカデミーホールである。入場無料で先着順となる。
                イラスト:『Arzak』(1976) (c)Moebius Production から

シンポジウム「メビウス ∞ 描線がつなぐヨーロッパと日本」
/http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0004084.html

日時: 5月9日 午後1時半~4時 (12時半開場)
場所: 明治大学駿河台校舎 アカデミーホール
定員: 1200人(先着順・入場無料)
出演者: メビウス×浦沢直樹+夏目房之介  
司会: 藤本由香里
主催]: 明治大学国際日本学部 
協賛: メビウスプロダクション 在日フランス大使館

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