イギリスのSF雑誌「SciFiNow」のウェブ版が報じたところによれば、日本では3月13日に劇場公開される『DRAGONBALL EVOLUTION』の続編映画の企画が既に進んでいるという。 これは作品を主演する悟空役のジャスティン・チャットウィンさんが「SciFiNow」に語ったものとして報道されている。 チャットウィンさんによれば、彼は既に続編が実現した場合の出演契約に対してサインをしているという。さらに、製作側は既に第2作目の脚本を書けあげているとしている。 また、その第2作は第1作目よりもアニメ版に近い内容になるのではないか、『ドラゴンボール』の壮大な物語につながるものだと語っている。『DRAGONBALL EVOLUTION』の続編企画は、これまでにも噂にのぼったことはあるが、主演のジャスティン・チャットウィンさんの発言によりあらためてその存在が確認されたことになる。 『DRAGONBALL EVOLUTION』は、日本のマンガ家鳥山明さんの描いた『ドラゴンボール』を原作に20世紀フォックス実写映画化した。原作と東映アニメーションによって映像化されたアニメ『ドラゴンボール』は、世界的な大ヒット作品としてよく知られている。 このため原作マンガやアニメの高い人気から製作側には作品に対する期待は高い。映画は、日本や米国、ヨーロッパ各国を含む全世界で公開される。 しかし、現在の続編企画が実現するかどうかは、現状では確かなものはない。続編映画への出演契約が映画公開に先行するのは、映画が大ヒットして俳優の出演料が高騰した場合の保険と考えられるからだ。このため続編への出演契約そのものは、続編の製作を保障するものではない。 一方、近年、大ヒットしたVFX映画『トランスフォーマー』やSFファンタジー『トワイライト』などが、公開直後に続編を発表している。実際に大作映画の多くは、公開前に既に続編企画を持っていることがほとんどのようだ。それは映画大ヒットした場合、間を空けることなく続編を公開出来る体制を整えて置くものと言っていいだろう。 その続編企画が実現するかどうかが、最初の映画の興行成績によって決定されることは言うまでもないだろう。 世界で最も『ドラゴンボール』の名前が知られているが故に、『DRAGONBALL EVOLUTION』は世界で最も早く日本で公開される。その興行結果を関係者が注視しているのは間違いない。SciFiNow /http://news.scifinow.co.uk//Dragonball 2 to go to an “interesting place”『DRAGONBALL EVOLUTION』 公式サイト/http://movies.foxjapan.com/dragonball/