伊 フューチャーフィルムフェスティバルに「ストレンヂア」公式出品 | アニメ!アニメ!

伊 フューチャーフィルムフェスティバルに「ストレンヂア」公式出品

 1月27日から2月1日まで、イタリア・ボローニャで開催される第11回フューチャー・フィルム・フェスティバル(Future Film Festival:FFF)のコンペティション部門に、日本から『ストレンヂア -無皇刃譚-』(安藤真裕監督)が出品される。
 FFFはその名前の通り未来志

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 1月27日から2月1日まで、イタリア・ボローニャで開催される第11回フューチャー・フィルム・フェスティバル(Future Film Festival:FFF)のコンペティション部門に、日本から『ストレンヂア -無皇刃譚-』(安藤真裕監督)が出品される。
 FFFはその名前の通り未来志向の映画として、アニメーション映画と特殊効果を打ち出した映画に特化した映画祭である。近年この分野の映画祭として注目を集めており、2008年は32000人もの参加者を集めた。

 また、日本アニメに対する関心が高い映画祭としても知られている。昨年のグランプリは『秒速5センチメートル』(新海誠監督)、審査員特別賞は『鉄コン筋クリート』(マイケル・アリアス監督)と主要2部門を日本のアニメが独占した。
 さらにFFFは映画祭とは別にベネチア国際映画祭でもデジタル技術の優れた作品に、フューチューフィルムフェスティバル・デジタル賞ベネチア(Future Film Festival Digital Award a Venezia)を選出している。こちらは2008年にベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品された『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』が選ばれている。

 しかし、今年のコンペティション部門10作品に含まれた日本アニメは『ストレンヂア -無皇刃譚-』だけとなった。このほか日本映画からは国内では独特の色彩感覚で観客を圧倒した『パコと魔法の絵本』(中島哲也監督)、3部作となる大作映画の第1部『20世紀少年 第1章』(堤幸彦監督)が出品される。
 アニメーション作品では、世界各国の有力作が並ぶ。米国からはアート系の3作品『From Inside』、『Idiots and Angels』、『Sita Sings the Blues』、フランスからは『Igor by Toni Leondis, USA』、いずれもこれまで各国の映画祭で高評価を勝ち取ってきた作品である。
 
 また、アルゼンチンからの『Martin Fierro – The Movie』、中国から『風雲決 ストームライダーズ』が出品されるなど世界各国からの出品となっている。『風雲決 ストームライダーズ』は10億円近い製作費をかけた話題作で、中国の上海メディアグループの劇場アニメーション製作第1作である。2008年10月に日本の秋葉原で紹介上映されたこともある。
 こうした有力作品のなか『ストレンヂア -無皇刃譚-』は、コンペティションを戦い抜くことになる。海外で評価が高いだけに期待をしたいところだ。
 このほかコンペティション以外では、『エクスマキナ』、『Genius Party』、『Genius Party Beyond』、『ONE PICE  THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜.』、『猫ラーメン』、『新SOS大東京探検隊』、『秘密結社 鷹の爪』が上映される。ここでは相変わらず日本アニメの強さを感じさせる。

フューチャー・フィルム・フェスティバル(Future Film Festival) 公式サイト
/http://www.futurefilmfestival.org/intl/index.php
『ストレンヂア -無皇刃譚-』 公式サイト /http://www.stranja.jp/
《animeanime》
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