『ストレンヂア』 全米400館規模で短期集中上映イベント開催 | アニメ!アニメ!

『ストレンヂア』 全米400館規模で短期集中上映イベント開催

 時代劇アニメ『ストレンヂア 無皇刃譚』が、2月5日に全米400館近くの劇場で集中上映される。この上映は2月5日に全米同時に行われるものだ。米国のデジタル映画配給のNCM FATHOMとバンダイナムコグループの現地法人バンダイエンタテインメント(Bandai Entertainment,

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 時代劇アニメ『ストレンヂア 無皇刃譚』が、2月5日に全米400館近くの劇場で集中上映される。この上映は2月5日に全米同時に行われるものだ。米国のデジタル映画配給のNCM FATHOMとバンダイナムコグループの現地法人バンダイエンタテインメント(Bandai Entertainment, Inc.)が協力して行う。
 劇場での映画上映だが公開は1日だけ、映画以外に安藤真裕監督や南雅彦プロデューサーのインタビュー映像も上映される。通常の映画公開というよりも、映画館を利用した大掛かりなイベント企画の色合い強い。

 NCM FATHOMは、こうした劇場を利用した日本のアニメや映画の集中上映をこれまでVIZメディアと度々行っている。作品は実写映画『デスノート』シリーズや、劇場版『NARUTO』、劇場版『BLEACH』などである。イベント色を強く打ち出すことで、数万人もの観客動員を実現した。
 NCM FATHOMとバンダイエンタテインメントの協業は初めてだが、今回もこれまでのそうした実績を反映していると見てよいだろう。

 しかし、バンダイエンタテインメントにとっては、今回は挑戦的な試みだ。バンダイエンタテインメントは、これまでにもロサンゼルスの劇場などを使った単館上映は経験があるが、この規模の上映イベントは初めてになる。
 また、『ストレンヂア 無皇刃譚』の現地での知名度は、『デスノート』や『NARUTO』に較べると必ずしも高いわけでない。それでもこうした大掛かりなプロモーションをするのは、作品に対する現地の評価の高さにありそうだ。

 もともと時代ものの映画やアニメは、日本人が考える以上に米国で注目を集めやすい題材である。さらに、『ストレンヂア 無皇刃譚』は昨年夏にニューヨークとロサンゼルスで一週間短期間上映がされたことにより、2008年の米国アカデミー賞長編アニメーション部門のノミネート候補作品のひとつとなった。
 作品が知られていなかっただけに逆に注目が高まっている。さらに北米のAnime News Networkのレビューで作品がA評価されているように、アニメ、映画サイト、ブログでも高評価を得るケースが目立っている。

 また今回の上映イベントは、今後米国のバンダイ エンタテインメントが発売する『ストレンヂア 無皇刃譚』の映像パッケージのプロモーションを兼ねたものと見られる。
 劇場上映でさらに注目が集まれば、映像パッケージの売上拡大にもつながるだろう。今回のイベントが成功すれば、長編作品のプロモーション方法として短期集中上映は益々注目されることになりそうだ。

バンダイエンタテインメント(Bandai Entertainment, Inc.) 
 /http://www.bandai-ent.com/
『ストレンヂア 無皇刃譚』 米国公式サイト
 /http://stranger.bandai-ent.com/

NCM FATHOM /http://www.fathomevents.com/
NCM FATHOM 『ストレンヂア 無皇刃譚』の紹介
 /http://www.fathomevents.com/details.aspx?eventid=765
《animeanime》
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