福岡発2008アジアデジタルアート大賞発表 エンタメ部門も新設 | アニメ!アニメ!

福岡発2008アジアデジタルアート大賞発表 エンタメ部門も新設

 福岡県などで組織されるアジアデジタルアート大賞展実行委員会は、2008アジアデジタルアート大賞の各受賞作品を発表した。このアジアデジタルアート大賞は、アジアから世界へ向けた知の発進やデジタルアートおよびデザインの普及・啓発を目的として2001年より毎年開催

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 福岡県などで組織されるアジアデジタルアート大賞展実行委員会は、2008アジアデジタルアート大賞の各受賞作品を発表した。このアジアデジタルアート大賞は、アジアから世界へ向けた知の発進やデジタルアートおよびデザインの普及・啓発を目的として2001年より毎年開催されてきた。
 これまでカテゴリーAとBのそれぞれで静止画部門、動画部門、インタラクティブアート部門の3部門で作品の応募を行っていたが、今回よりデジタルデザインを産業へ応用させた作品を対象としたエンターテインメント部門も新設されている。

 そのエンターテインメント部門では、東北新社の中島信也氏、レベルファイブの日野晃博氏ら6名が審査に当たった。
 エンタメ部門の大賞および経済産業大臣賞に選出されたのは、大貫真史氏の『BattleShellfish』である。大貫氏は前作のアニメーション作品『金剛菩薩デラカンノン 対 銀聖救世主グレートジーザス』で、第6回インディーズアニメフェスタにノミネートされていたことがある。

 各部門から決定されるADAA大賞には、動画部門から大橋陽山+チームラボの『然』が選出された。この作品は書道家の大橋陽山氏による水墨画をチームラボが3DCGアニメーション化したものである。
 また、釜山や福岡の観光促進をイメージさせる作品を対象とした釜山・福岡ゲートウェイ賞も新設された。こちらも動画部門からTak Young-hwan氏の『舟遊/ZUYU』が選ばれている。このほかの受賞にも、他のコンテストで受賞している作品が何点か見られる。

 受賞作品を紹介する2008アジアデジタルアート大賞展は、2月13日から2月24日まで福岡アジア美術館で開催される。
 一方、中日の19日にはアクロス福岡にて福岡コンテンツマーケット2009も開催される。  
【真狩祐志】

アジアデジタルアート大賞 /http://adaa.jp/

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2008アジアデジタルアート大賞 受賞作品(動画部門)

【カテゴリーA】

ADAA大賞/福岡県知事賞/文部科学大臣奨励賞
 『然』 大橋陽山+チームラボ

優秀賞
 『コルネリス』 中田彩郁
 『Moment-performatives Spazieren』 田口行弘
 『Orb』 高山穣

釜山・福岡ゲートウェイ賞
 『舟遊/ZUYU』 Tak Young-hwan

入賞
 『Symphony』 Erick Oh
 『龍攘虎搏』 ikd lab(代表:廣川慧吾)
 『Ascension』 田島清美
 『ケータイ狂想曲』 烏田晴奈
 『スケッチブック 華屋八兵衛ノ巻』 代表:竹内僚平
 『Resight』 平川祐樹
 『D.Nell』 田口幹浩
 『gifted』 小野寺瞬
 『fissure』 渡辺俊介
 『さよなら△またきて□』 宇佐美毅
 『WANFLOW_m』 A.M.P(代表:中村隆敏)

【カテゴリーB】

大賞
 『ARAKIEFFECT』 荒木千穂

優秀賞
 『全自動洗濯機』 川田和賜
 『RED HOOD』 金澤邦生
 『innocent days』 横川和政
 『umbrella』 寺園聖市

特別賞(福岡市水道事業管理者賞)
 『WANFLOW_m』 A.M.P(代表:中村隆敏)

入賞
 『田中佐藤 ~田中佐藤のお受験戦争~ ヘコイモ』 今林由佳/小林功幸
 『Sandwich』 西澤岳彦
 『フルスイング 第1話・最終話』 ヒポポタマス(代表:池田凪)
 『ダイナミック レリーフ:乳海攪拌』 李仰安
 『無限遡及 -MUGENSOKYU-』 沼田健作/熊谷武洋
 『地球から』 佐藤励
 『time gradation004』 椋本友加子
 『はじまりはまつ毛の先から』 乗田朋子
 『Murphy's law』 Seo Yoon-jeong
 『Soul-The Undesired Sorrow』 代表:Tsui Ka Kui
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