安藤真裕監督の長編アニメーション『ストレンヂア 無皇刃譚』が、11月11日にオーストラリアのゴールドコーストで開催されるアジア太平洋スクリーン賞(Asia Pacific Screen Awards)の最優秀長編アニメーション部門にノミネートされた。 『ストレンヂア 無皇刃譚』は、国内では2007年9月に劇場公開された戦国時代を舞台にした時代劇アニメである。時代劇のアクションを、アニメならではの動きとして実現して注目を浴びた。 アジア太平洋スクリーン賞は、70カ国を超える広い地域の映画作品を対象としている。昨年から映画賞として大幅に刷新され、太平洋地域の優れた映画とクリエイターを顕彰する個人賞と作品賞を選考するようになった。 今回長編アニメーション部門にノミネートされたのは3作品、『ストレンヂア 無皇刃譚』のほか韓国のオミニバスアニメーション『Byul-Byul Yi-Ya-Gi 2』、イスラエルとフランス、ドイツの合作映画『バシールとのワルツ(Vals Im Bashir)』である。 アジア太平洋スクリーン賞では、アニメーション部門以外では最優秀脚本賞に『東京ソナタ』の田中幸子氏、黒沢清氏、マックス・マニックス氏の各氏が、最優秀女優賞には『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の並木愛枝 氏がノミネートされている。 『ストレンヂア 無皇刃譚』は、9月にはブラジルで開催されたファンタジー映画の国際映画祭FANTASPOAでは、最優秀アニメーション映画賞を受賞したばかりである。 昨年のアジア太平洋スクリーン賞では、日本から新海誠監督の『秒速5センチメートル』が受賞し話題を呼んだ。昨年に続く成果を期待したいところだ。ストレンヂア 無皇刃譚公式サイト /http://www.stranja.jp/アジア太平洋スクリーン賞(Asia Pacific Screen Awards)/http://www.asiapacificscreenawards.com/当サイトの関連記事/アジア太平洋映画賞 アニメーション映画賞に「秒速5センチメートル」/『ストレンヂア 無皇刃譚』 安藤真裕監督インタビュー戦国時代に刀に封をした男の物語
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