第23回デジタルコンテンツグランプリの受賞作品に、アニメ作品からの受賞が相次いだ。7つ設けられた賞のうち優秀賞を『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』が、コンテンツ制作スタッフ賞を『マクロスF』が、また審査委員特別賞を『東京オンリーピック』が獲得した。 デジタルコンテンツグランプリは、日本のデジタルコンテンツ産業の発展を目指して設けられたもので経済産業省などが主催する。これまでもそのかたちを何度か変えながらも、今年で23回目を迎える。今年は、デジタルコンテンツ優れた製品や映像作品、サービス、技術等を7つの部門で表彰するかたちを取っている。幅広いデジタルコンテンツを取り上げているのが特長である。
これまでにもアニメ作品は度々受賞してきたが、3作品同時の受賞は珍しい。デジタルコンテンツにおけるアニメーションの役割の大きさを認識させるものである。 今回受賞した『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』と『東京オンリーピック』は共に、劇場作品である。優秀賞の『スカイ・クロラ』は、2Dと3Dの融合、戦闘シーンの飛行機や雲の表現など様々なCGアニメーション技術で話題を呼んだ。 一方、審査委員特別賞の『東京オンリーピック』は、2Dアニメだけでなく、ストップモーションや実写も取り混ぜたオムニバス作品、数々の人を驚かすアイディアが人気を呼んでいる。