アニメ制作会社のプロダクション I.Gが、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など数々の傑作アニメを生み出してきた押井守監督と組み、アニメ映画『宮本武蔵―双剣に馳せる夢―』を制作する。
 押井守氏が原案、脚本を行い、押井守監督のもと『機動警察パトレイバー2 THE MOVIE』や『イノセンス』、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』で演出を務めた西久保瑞穂氏が監督を行う。西久保氏は監督としては『お伽草子』などの代表作がある。

 さらに作画監督には黄瀬和哉氏、美術監督は平田秀一氏、撮影には江面久氏とプロダクション I.Gの大作の常連スタッフが制作に名前を連ねている。
 また、『キル・ビル Vol.1』のアニメーションパート監督や、『サムライチャンプルー』での斬新なキャラクターなどで多才振りを発揮するスーパーアニメーター中澤一登氏がキャラクターデザインを行う。このスタッフ陣からも、本作のクオリティの高さを予感させるに十分である。

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     (c)2009「宮本武蔵-双剣に馳せる夢-」製作委員会(仮)

 作品の劇場公開は2009年初夏を予定しており、配給はポニーキャニオンが行う。2009年の注目の劇場アニメーションとなることは間違いない。
 プロダクション I.Gは先頃、フジテレビと共同で3D劇場アニメ『ホッタラケの島-遥と魔法の鏡(仮)-』の製作を発表したばかりだ。さらに沖浦啓之氏が監督する劇場アニメ作品も制作中とされている。
 これで現在、プロダクションI.Gでは少なくとも3本の劇場アニメの制作が進んでいることが明らかになった。同社の劇場アニメへの積極的な取り組みが伺える。

 発表によれば作品は、日本人なら知らない人はいない剣豪宮本武蔵。押井守氏は、孤高の剣人として宮本武蔵を描く。武蔵自らが記した「五輪書」を軸に、真実の宮本武蔵像に肉迫する作品ともなる。
 そして武蔵の数々のライバルとの華々しい合戦と悲哀なる人生をハイクオリティなアニメーションで描く全く新しいエンターテイメント作品になる。

 押井守氏は、この冬にはチャンバラシーン満載のオムニバス映画『斬~KILL~』の公開を予定している。今回の映画も、宮本武蔵と来ればチャンバラシーンも無縁でないだろう。
 『スカイ・クロラ』の華麗な空中戦の後は、肉体がぶつかり合うチャンバラが押井監督の新たな興味の対象なのかもしれない。
 監督は『スカイ・クロラ』制作終了後も、今年だけでこの『斬~KILL~』のほかに『攻殻機動隊2.0』を制作している。プロダクション I.Gと同様に、押井守監督のクリエイティブ活動も休む間はないようだ。

プロダクション I.G http://www.production-ig.co.jp/
ポニーキャニオン http://www.ponycanyon.co.jp/

宮本武蔵―双剣に馳せる夢―
原案・脚本: 押井守
監督: 西久保瑞穂
キャラクターデザイン: 中澤一登
作画監督: 黄瀬和哉
美術監督: 平田秀一
色彩設計: 遊佐久美子 
撮影: 江面久
CGIアニメーション: 遠藤誠
編集: 植松淳一
制作: プロダクション I.G
配給: ポニーキャニオン
公開: 2009年初夏予定 《animeanime》