10月18日から26日まで開催される東京国際映画祭、このなかでアニメ作品を特集上映する「animecs Tiff」が、アニメ監督河森正治氏を紹介する企画を組む。 このプログラムは、「ビジョンクリエーター河森正治氏の世界The Universe of Kawamori Shoji」と題し、10月19日15時からTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行う。 ©1996テレビ岩手・グループ・タック プログラムでは、河森氏の1996年の作品である『イーハトーブ幻想~KENjIの春』を上映する。このほか同氏自らがセレクトする作品映像集「河森正治ヒストリー"30年の軌跡"」で、『マクロスセブン』、『マクロスプラス』、『地球少女アルジュナ』、『マクロスゼロ』、『創聖のアクエリオン』、『マクロスF』などの代表作が上映される。 映画祭のチケットは全席指定で1000円、9月27日11時からインターネット先行発売によるプレリザーブ受付開始する。また、一般発売は10月4日10時からスタートする。 『イーハトーブ幻想~KENjIの春』は、宮沢賢治生誕100周年を記念して制作された中編アニメーションである。河森正治氏が監督・脚本を担当している。 作品は幻想的な映像で表現されており、物語のテーマ性と映像技法で際立ったものになっている。SFアニメが注目されることが多い河森作品のなかでは、異彩を放った名作である。 ©2007 ビックウエスト/マクロスF製作委員会・MBS 河森正治氏は10代の頃からアニメ制作に関わり、24歳で当時絶大な人気を誇ったアニメ映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の共同監督となった。さらに監督だけでなく、脚本、メカニックデザインもこなし、『マクロスプラス』、『地球少女アルジェナ』などの制作を行なっている。 2008年には、現在テレビ放映中の『マクロスF』で原作、総監督などをこなしている。『マクロスF』は、今年1、2を争う大ヒットテレビアニメとなっており、大きな注目を集めている。注目のクリエイターの作品登場で東京国際映画祭animecs Tiffも盛り上がりそうだ。東京国際映画祭 /http://www.tiff-jp.net/ja/河森正治公式サイト /http://www.satelight.co.jp/kawamori/
「東京国際映画祭」“日本のアニメ”の発信から、“世界のアニメ”を知る場所へ【藤津亮太のアニメの門V 第100回】 2023.11.8 Wed 11:30 11月1日、第36回東京国際映画祭が閉幕。昨年まではジャパニーズ…