明治大学は今年度の後期科目に新規講座として、日本の広いポップカルチャーをテーマにした「ソフトパワー論」を開講する。明治大学は2008年4月から国際日本学部を開設しており、日本文化コースや日本社会システムコースで現代アートや文化、そのルーツとなる伝統文化やメディア産業についてまで様々な内容で講義を行っている。 「ソフトパワー論」の講義は学部の壁を越えて、学部間共通総合講座として扱われる。同大学の学生ならば誰でも受講することが出来る。講義は、駿河台キャンパスにて2009年1月まで全14回が行われる(2単位)。 斎藤孝道・理工学部准教授が学内コーディネーターを担当し、日本ポラロイド社社長の伊藤裕太氏をはじめ10人の講師がリレー形式で講義を行う。 講師は伊藤氏のほかに、アニメーション評論家で京都精華大学特任講師の津堅信之氏や、ソニーコンピュータエンタテイメント名誉会長の久夛良木健氏、スタジオジブリ社長の星野康二氏、角川書店社長の井上伸一郎氏らが登壇する。日本を代表する様々なコンテンツ企業のトップによる講義は学生たちにとって刺激的なものとなるだろう。 講義の内容も多岐にわたっている。「日本のブランドとソフトパワー」など、ソフトパワーについて海外からの視点を学習するほか、「日本のアニメーションの歴史」や「マンガ-日本サブカルチャーのオリジナリティとは?」、「和の美 浮世絵-ジャポニズム」など、自国のコンテンツの魅力について知識を深める講義も予定されている。 このほか、観光や知的財産戦略など、海外に向けたコンテンツ競争についても学ぶ。 開講にあたって、コーディネーターの伊藤氏は、講義で扱う「ソフトパワー」の内容にについて「コンテンツ産業と言い換えたほうがわかりやすいかもしれませんが、それを超えた日本の文化力も研究の対象」とするとしている。 講義は、日本のソフトパワーの秘める可能性、ソフトパワーにより国富を増大させることができること、ソフトパワーによって、地球上の人々が心の交流を図り、価値観が共有できることの3つを論点として進められる。明治大学 /http://www.meiji.ac.jp/
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