外務省 第2回国際漫画賞発表 最優秀作は香港のラブストーリー

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 外務省は8月26日、第2回国際漫画賞の受賞者の発表を行った。国際漫画賞は、外務省がポップカルチャーの文化外交活用の一環として、海外で漫画文化の普及活動に貢献する漫画作家を顕彰するために2007年5月に設立したものである。
 今回の最優秀賞には、香港の劉雲傑(LAU WAN KIT)さんによる『Feel 100%(百分百感覺)』が選ばれた。昨年『孫子兵法』で最優秀賞を受賞した李志清さんに続いて、今年も香港の作家が受賞する形となった。
 優秀賞は、尹川さん(中国)の『逝』、Chezhina Svetlana Igorevnaさん(ロシア)の『Portrait』、Alice Picardさん(フランス)の『Okheania 1』ら3作品が受賞した。

 最優秀賞『Feel 100%(百分百感覺)』は広告会社で働く「許楽」と「Jerry」が出会った、魅力的な女性「Cherie」による三角関係のラブストーリー。男性が自分にとって100点満点の女性と出会えるかをテーマにした物語である。香港では1992年から出版され、映画化・テレビドラマ化され大ヒットした。
 劉雲傑さんは1985年からアシスタントの仕事を始め、1988年に主筆(メインアーチスト)としてデビューした。1991年に初の単行本「段段情農」が出版され、カンフー漫画オンリーだった香港マンガ界においてラブストーリー作品の旗手となった。

 授賞式とレセプションは9月2日に行われ、受賞者には表彰状と佐藤卓氏がデザインしたトロフィーが高村正彦・外務大臣から贈呈される。また、京都MANGAサミットへの出席や漫画家との懇談を行う予定となっている。
 第2回国際漫画賞実行委員会は、高村外務大臣を実行委員長とし、5人の実行委員によるものである。また、日本漫画家協会の協力を得て構成された審査委員会は、里中満智子氏(マンガ・サミット運営本部長・漫画家)、モンキー・パンチ氏(漫画家)、矢口高雄氏(漫画家)、宮原照夫氏(元漫画雑誌編集長)、八窪頼明氏(元漫画雑誌編集長)らによって構成された。

 応募作品は第1回となった昨年の26の国と地域・146作品から大幅に増加し、46の国と地域から368作品となった。特に多かったのはインドネシア(50作品)、中国(39作品うち香港5)、ロシア(27作品)、アメリカ(25作品)などである。
 このうち受賞作4作と優秀賞12作品にはフランスが3作品、中国・香港・台湾で3作品、ベトナム2作品、タイ、フィリピン、スペイン、ドイツ、ベルギー、ロシアなどが1作品と、特に東アジアやヨーロッパ勢の活躍が目立った。

外務省: 国際漫画賞
/http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/manga/index.html
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