2008年6月17日、東京・日比谷の帝国ホテルにて「第一回 日本おもちゃ大賞」の授賞式が行われた。これは2007年10月から2008年9月までに発売されるおもちゃを対象としたもので、あらかじめ設定された5つの部門について募集を行った。応募総数は365点だった。 第一次審査、第二次審査を経た各部門5つの作品をノミネート作品として、最終審査は開発者のプレゼンテーションと実際に遊んだ結果を投票する形式で行われた。最終審査会は、玩具鑑定士・コレクターの北原照久さんを委員長にした審査委員17名から構成される。こうしたなか5つの分野でそれぞれひとつ合計5つのおもちゃ大賞が決定した。共遊玩具部門(障害を持つ子どもでも楽しく遊べるような工夫が施された玩具)大賞「おみせでおかいもの おしゃべりいっぱいアンパンマンレジスター」(セガトイズ) 付属小物などをスキャンすると、アンパンマンが多彩な声でレジ料金の読み上げを行う。音声で楽しませるガイドすることや、スイッチを突起にするといった視覚に障害を持つ子どもでも楽しめる点が評価された。優秀作品(最終選考ノミネート作品) ・「AIR GUITAR PRO」(タカラトミー) ・「きらりんレボリューション きらりんスターライト☆ヘッドセット」(タカラトミー) ・「ミッキーマウスクラブハウス おしゃべりあいうえお」(タカラトミー) ・「プリモプエルシリーズ」(バンダイ)トレンディ・トイ部門(時代の潮流を捉えた話題性の高い玩具)大賞「∞にできるシリーズ(∞プチプチ・∞プチプチぷち萌え・∞エダマメ)」(バンダイ) 梱包材の「プチプチ」が何度でもできるキーチェーンシリーズ。2007年秋からの発売以降発想のユニークさと消費者に与えたインパクトにおもちゃの本質があると評価された。優秀作品(最終選考ノミネート作品) ・「ホイップる スタンダードセット」(エポック社) ・「PENZ GEAR PG-13 ペンスピニングDVDセット ノーマル回転決め技系」(タカラトミー) ・「世界最小ジグソーパズル ルーペで探せ!シリーズ」(ビバリー) ・「シンプルエコプロジェクト エコオセロ」(メガハウス)ハイターゲット・トイ部門(大人でも楽しめる、または親子のコミュニケーションに一役買う玩具)大賞「マイクロスロットカー Owner's ベーシックセット」(タカラトミー)1/87スケールのスロットカーで、A3サイズのコースでレースを楽しむことができる。大人に遊びを通じて楽しく心豊かなひとときを提供するコンセプトが市場の新たな可能性を期待されると評価された。優秀作品(最終選考ノミネート作品) ・「カラダトレーナー」(セガトイズ) ・「くるりんアイスクリン」(セガトイズ) ・「ホバーQ」(タカラトミー) ・「MG 1/100 RX-0 ユニコーンガンダム」(バンダイ)ベーシック・トイ部門(子どもたちの健やかな成長に欠かせないベーシックな玩具)大賞「トミカ びゅんびゅんサーキット」(タカラトミー) 複数のレーンをトミカが走る爽快感、迫力を伝えるサウンドの臨場感や本物感から、おもちゃの魅力を最大化したものとして評価された。各社のメイン商品が揃い応募点数は100点におよんだ。優秀作品(最終選考ノミネート作品) ・「アンパンマンはじめてのあいうえお教室」(アガツマ) ・「はじめてのシルバニアファミリー」(エポック社) ・「のび~のび~ボールタワー」(タカラトミー) ・「炎神合体 DXエンジンオー 炎神ソウルシリーズ」(バンダイ)イノベーション・トイ部門(時代の最先端を行く新しい技術やアイディアが詰まった玩具)大賞「アイクロップス」(バンダイ) 低価格で簡単にテレビに繋ぐことができるデジタル顕微鏡。倍率は最大200倍で、従来の顕微鏡では見ることができなかったアングルや、カプセルなどを使って水の中の微生物などを簡単に見ることができる。子どものみならず大人も科学教育への好奇心を抱かせるとして評価された。優秀作品(最終選考ノミネート作品) ・「JR103系&基本レールセット」(栄進堂) ・「テレしばい」(コナミデジタルエンタテインメント) ・「夢いぬDX ゴールデンレトリバー」(セガトイズ) ・「ハイパーガーディアン エクスガイナー」(タカラトミー)日本玩具協会 /http://www.toys.or.jp/