『機動戦士ガンダム』シリーズなど数々のアニメ作品の監督で知られる富野由悠季氏が、東京大学工学部の講演会で「工学の夢とロマン」を語る。これは東京大学工学部が開催する連続企画「テクノドリーム」で、富野由悠季氏は第1回のゲストとして招かれる。 「テクノドリームI:工学~それは夢を実現する体系~」と名づけられたこのイベントでは、富野氏と東京大学工学部の下山勲 情報理工学系研究科長・教授、中須賀真一教授らが、工学の夢とロマンをディスカッションする。コンテンツ作りと物づくり、フィクションとリアルが交錯する異色のコラボレーションとなりそうだ。 「テクノドリーム」は工学の夢を新たに描き直すイベントである。東大工学部によれば、現在はかつて工学にあふれていた夢・ロマンを若者が描きにくくなっているという。日本は科学技術立国を掲げているにもかかわらず、これが若年層の理工系離れを引き起こしている。 そこでSFクリエイターを招き、現役の工学部の教員と共に「工学の未来」について語る場を設けるイベントを企画した。今後もさらなるゲスト招いた企画が期待出来そうだ。 講演は東京大学工学部の開催するものだが、一般に広く公開されている。参加には特に制限はなく、参加費用も無料、定員は500名である。 ただし、参加には事前の申込みが必要で、応募多数の場合は先着順となる。イベントの詳しい情報や申込方法は、東大工学部の広報室ブログ(/http://d.hatena.ne.jp/ut-tlounge/20080522/)で確認出来る。 富野由悠季氏は、これまでも様々な講演会、シンポジウムで、過激な表現も交えながら若者たちを鼓舞することで知られている。 それだけに工学に夢やロマンを描けなくなった時代に、新たな工学の夢とロマンを語る本企画は、同氏に相応しいものと言えるだろう。若者たちに大きな人気を誇る富野由悠季氏の登場は、大きな話題を呼びそうだ。
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