マッド劇場作品「ヘルズエンジェルス」トークショー レポート | アニメ!アニメ!

マッド劇場作品「ヘルズエンジェルス」トークショー レポート

イベント・レポート

 3月29日、東京国際アニメフェア2008のマッドハウスブースで、「ヘルズエンジェルス 公開収録トークショー」が開催された。
 登壇したのは、原作者のヒロモト森一さん、モンスターデザインの韮沢靖さん、主役の天鐘りんね役の福圓美里さんの3人である。
 原作者のヒロモトさんは、スターウォーズの公認作家でもあり『スターウォーズ ジェダイの復讐』のコミックも担当している。また韮澤さんはフィギュアアーティストとして、『仮面ライダー電王』の“イマジン”のデザインなどで知られる。福圓さんは『デビルメイクライ』のヒロイン・パティ・ローエルなどを演じる人気声優である。。

 原作となった『ヘルズエンジェルス』は、ヒロモトさんと韮澤さんがモンスターデザインなどをコラボレートして作り上げたマンガで、ウルトラジャンプにて連載されていた作品である。
 ストーリーは、主人公の女子高生・天鐘りんねが、転校初日に、トラックに轢かれそうになっている猫を助けようとし、自分が轢かれ地獄に落ちるところからスタートする。

 ブースで公開されたプロモーション映像を見ると、原作の個性的な絵柄を残し、アニメならではのダイナミックな画面が広がっている。
 古き良きロックンロール調のBGMとキャラクターがマッチしており、軽快なカット割が心地よい映像だった。

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 本作はもともと、韮沢さんが10年ほど前に制作したフィギュアにヒロモトさんが興味を持ち、マンガ化しようと思い立ったのがきっかけとなった。
 マンガ化の際はヒロモトさんが、アニメ化の際には韮沢さんが再びデザインをし直した。二人が大事に育て上げたキャラクターだ。

 そんなキャラクターに命を吹き込む声の収録は、制作の事情で1年前に前半部分を収録し、最近になって後半部分を録ることになった。
 福圓さんは、自ら「もう一度前半部分を録り直したい」と思ったが出来なかった。そのため違和感なく観客に見てもらうために1年前の芝居に合わせなくてはならないというジレンマに陥っていた。これは彼女の役者としての成長が著しかったことの表れであろう。
 自分が演じる天鐘りんねについてはずっとやってみたかった役だという。「どんな状況でも前に進む、見ていて気持ちのイイ女の子です」と語る。演技に関しては小細工をせず、生の芝居を見せるように声を出し、全力で出して挑んだためスタミナ勝負だったそうだ。

 これについて原作のヒロモトさんも、「自分のマンガを読んでいて声が浮かんでくる」と福圓さんの演技に太鼓判を押す。
 ヒロモトさんは「マンガ版を見てからでも大丈夫です。アニメでも結末は変わりませんがそこにいくまでに描ききれなかった部分が描かれていますので、こちらが完全版かも?」と、満足のいくアニメ作品に仕上がっている様子を話す。
 韮沢さんは「アニメ版でも線のタッチにマンガのパワフルさが残っていて、キャラクターがどう動くのか楽しみ」と語る。

 スタッフ陣は、監督に山川吉樹さん、総作画監督に中澤一登さんアニメ制作はマッドハウスという強力な布陣で送る。現在7割ほど完成している状況で、劇場公開は現時点では調整中であるという。

マッドハウス /http://www.madhouse.co.jp/

『ヘルズエンジェルス』

【スタッフ】
原作: ヒロモト森一
監督: 山川吉樹
モンスターデザイン: 韮沢靖
キャラクターデザイン・総作画監督: 中澤一登
音響監督: たなかかずや
アニメーション制作: マッドハウス

【キャスト】
天鐘りんね: 福圓美里
九頭竜: 岸尾だいすけ
マリオ: 木内秀信
りんねママ: 朴王路美
ヘルヴィス: 立木文彦
寮母: 野沢雅子
《animeanime》
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