手塚治虫文化賞候補10作品発表 大賞は5月上旬決定

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 マンガ家故手塚治虫さんの業績を記念して優れたマンガ作品に賞を贈る「手塚治虫文化賞」の第12回の候補作品が3月12日に朝日新聞紙上で発表された。
 候補作品は2007年1月から12月までに発表されたマンガ単行本の中から、一般推薦と専門家による推薦により選ばれた。

 今年の候補作は『海街diary(1) 蝉(せみ)時雨(しぐれ)のやむ頃』(吉田秋生)、『大奥』 (よしながふみ)、『海獣の子供』 (五十嵐大介)、『NANA―ナナ―』 (矢沢あい)、『ハチワンダイバー』 (柴田ヨクサル)、『もやしもん』 (石川雅之)、『闇金ウシジマくん』 (真鍋昌平)、『よつばと!』 (あずまきよひこ)、『るくるく』 (あさりよしとお)、『レッド』 (山本直樹)の10作品である。
 今回の挙げられた作品のうち石川雅之さんの『もやしもん』は3年連続、よしながふみさんの『大奥』は2年連続の候補作となる。

 5月上旬までに社外選考委員により マンガ大賞と新生賞、短編賞、さらにマンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる特別賞が決定される。選考の方法は選考委員による独特のポイント制の投票と合議制が組み合わせられている。この際の選考過程も毎年公開されており、広く関心を集めている。
 今回の社外選考委員は、荒俣宏さん、いしかわじゅんさん、印口崇さん、香山リカさん、呉智英さん、萩尾望都さん、藤本由香里さん、村上知彦さんらである。マンガ評論家を中心に、マンガ作家も含めた布陣となっている。

 マンガ関係の賞では、今年から始まる(対象は2007年)マンガ大賞も注目されている。こちらの選考委員は、書店のマンガ担当者やマンガ好きの有志とされている。そのノミネート11作品は1月21日に発表されているが、候補作品の選択眼を評価する意見が多く早くも注目浴びている。
 驚くことにこのマンガ大賞のノミネート11作品と今回発表された手塚治虫文化賞の10作品のうち、実に4作品までが重複ノミネートになっている。『海街diary(1) 蝉(せみ)時雨(しぐれ)のやむ頃』と『大奥』、『もやしもん』、『よつばと!』である。異なった賞で似た結果が現われる面白いケースである。

手塚治虫文化賞 /http://www.asahi.com/tezuka/

【手塚治虫文化賞候補作品10作品】
『海街diary(1) 蝉(せみ)時雨(しぐれ)のやむ頃』 吉田秋生
『大奥』 よしながふみ
『海獣の子供』 五十嵐大介
『NANA―ナナ―』 矢沢あい
『ハチワンダイバー』 柴田ヨクサル
『もやしもん』 石川雅之
『闇金ウシジマくん』 真鍋昌平
『よつばと!』 あずまきよひこ
『るくるく』 あさりよしとお
『レッド』 山本直樹
《animeanime》

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