アカデミー賞長編アニメーション賞「レミー」短編賞に「ピーターと狼」 | アニメ!アニメ!

アカデミー賞長編アニメーション賞「レミー」短編賞に「ピーターと狼」

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 2月24日、米国ハリウッドのコダックシアターで、第80回アカデミー賞の受賞者発表と授賞式が行われた。2007年の賞レースの最後を締める大型賞だけに、世界中からの関心を浴びた。
 このなかで長編アニメーション部門の受賞作品には、ブラッド・バード監督の『レミーのおいしいレストラン』(ウォルト・ディズニー/ピクサー)が選ばれた。これまでアニー賞やゴールデングローブ賞など主要な賞をほとんど獲得してきただけに、驚きは少ない。他のふたつのノミネート作品『ペルセポリス』と『サーフズ・アップ』の逆転はなく、賞だけで言えば『レミー』が圧倒した一年だったということになる。

 そうした意味でむしろ気になるのは、アート系のアニメーションの秀作が並ぶ短編アニメーション賞(Best animated short film)である。ノミネート作品は『I Met the Walrus』(監督:Josh Raskin)、『Madame Tutli-Putli』(監督:Chris Lavis、Maciek Szczerbowsk)i、『Même les Pigeons Vont au Paradis』(監督:Samuel Tourneux 、Simon Vanesse)、『Moya Lyubov: 春のめざめ』(監督:アレクサンドロフ・ペドロフ)、『Peter & the Wolf:ピーターと狼』(監督: Suzie Templeton 、Hugh Welchman)の5作である。
 米国の作品はなくイギリス、カナダ、ロシア、フランス、ポーランドからの作品という国際色豊かな作品群となっている。作品の国籍はヨーロッパ・アニメーションの高い実力も示していそうだ。

 このうちアカデミー賞に輝いたのは、人形アニメーション『ピーターと狼』だった。作品はイギリスA BreakThru FilmsとポーランドSe-ma-for Studios Productionの合作である。
 作品は昨年のアヌシー国際アニメーション映画祭でも短編部門のグランプリと観客賞を受賞しているだけに納得の選出であった。しかしこのため、日本の電通テックも製作に参加したロシアの巨匠アレクサンドロフ・ペドロフ監督の『春のめざめ』は惜しくも受賞を逃した。

 また、映像の特殊効果の技術に与えられる映像効果賞(Achievement in visual effects)は、日本では3月1日から公開する『ライラの冒険 黄金の羅針盤』が受賞した。これは『パイレーツ・オブ・カリビアン』と『トランスフォーマー』を押さえての受賞となる。

第80回米国アカデミー賞公式サイト /http://www.oscars.org/80academyawards/
《animeanime》
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