エヴァ新劇場版 海外初公開の韓国で順調なスタート | アニメ!アニメ!

エヴァ新劇場版 海外初公開の韓国で順調なスタート

 昨年9月に公開されて大きな話題を呼んだ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が、先月末、韓国で日本国外では初となる劇場公開を開始した。
 日本では、日本映画製作者連盟が発表した2007年の興行成績で20億円の大台を実現しているだけに国外初の興行にも注目が集まった

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 昨年9月に公開されて大きな話題を呼んだ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が、先月末、韓国で日本国外では初となる劇場公開を開始した。
 日本では、日本映画製作者連盟が発表した2007年の興行成績で20億円の大台を実現しているだけに国外初の興行にも注目が集まった。

 その韓国での興行の出足は、劇場数10館でスタートした1月18日から20日の週末は興行ランキング15位で初登場となった。劇場数が31館に拡大した1月25日から27日の週には興収ランキングを11位に上げている。27日までの累計興収はおよそ3000万円である。
 ハリウッドや韓国内の大作映画に較べてスクリーン数の少ない『ヱヴァンゲリヲン』は、1スクリーン平均の売上では、この週は韓国映画で興収1位の『私たちの生涯最高の瞬間』とハリウッドのSF怪獣映画『Cloverfield』に次ぐ第3位となっている。韓国でも日本と同様、事前の予想を上回る人気と考えてよさそうだ。

 韓国で好評を博した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』であるが、こうなると気になるのは韓国以外の今後の世界展開である。しかし、現在のところ韓国以外での劇場公開やDVDリリースは発表されていない。
 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』作品は、昨年10月に開催された東京国際映画祭併設のコンテンツマーケットTIFFCOM2008で、日本テレビの販売する主要タイトルのひとつになっていた。もしそこで海外向けライセンス販売が決まっていれば、本年の後半以降、映画もしくはDVDで他国でもリリースされるだろう。逆に言えば、他国ではもう少しリリースに時間がかかりそうだ。
 韓国では昨年10月12日に釜山国際映画祭で、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』がクロージング作品として上映されている。そうした環境が今回のスピード公開につながったとも言える。

 しかし一方で、映画作品と興行情報に定評のある米国の映画情報データサイトのIMDbでは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のリリース予定欄に、韓国の2008年1月24日に加えて米国の2008年2月22日を掲載されている。
 現段階で、米国公開の情報は確認されていないので不明だが、今月中に映画祭などで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が米国紹介される可能性もある。
《animeanime》
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