映連 2007年興収発表 ポケモン50億円 エヴァ20億円 | アニメ!アニメ!

映連 2007年興収発表 ポケモン50億円 エヴァ20億円

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 映画製作配給大手4社で構成する社団法人日本映画製作者連盟は、2007年の国内映画興行の概況を発表した。発表によれば2007年の国内劇場興収は1984億4300万円と前年比で2.2%減少した。
 これは2006年に好調であった邦画の興収が12.3%減の946億4500万円となったことが理由である。一方、洋画は昨年より9.3%増加し1037億9800万円となり、昨年邦画に抜かれた興収を再逆転した。全体に占める割合は邦画が47.7%、洋画が52.3%である。

 一方日本のアニメ映画は、興収10億円以上が昨年、一昨年と同じ7作品、邦画興収ベスト10では昨年より1作品少ない3作品である。
 日本アニメの興収1位は、2006年のシリーズ作品の34億円から大幅にアップした『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パールディアルガVSパルキアVSダークライ』である。『ポケットモンスター』は、81億5000万円の興収となった『HERO』に次いで邦画全体でも2位となっている。

 アニメ映画2位には『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い』(35.4億円)、3位には『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』(25.3億円)がつけている。
 さらに4位は、興収20億円の『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』となっている。『エヴァンゲリヲン』は、オープニングの記録的なヒットに加えて、ロングラン上映で興収を上積みし、最終的に20億円の大台に到達したようだ。

 10億円以上のアニメ映画の興収を合算すると、175億5000万円となる。これは昨年の226億円、一昨年の310億円に較べると大幅に少ない数字である。
 しかし、国内の映画興収全体の数字さえ左右するシブリ映画が2007年にはなかったことがこれに大きく影響している。2005年の『ハウルの動く城』や2006年の『ゲド戦記』にあたる作品がない2007年としては悪くない結果である。逆に2008年は3年ぶり公開される宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』があるため、大幅な興収拡大が期待される。

 2007年の邦画の特徴は、マンガ原作の活躍が相変わらず続いていることだ。45.6億円の興収となった『ALWAYS 続三丁目の夕日』のほか、『どろろ』(34.5億円)、『クローズZERO』(25億円)、『ゲゲゲの鬼太郎』(23.4億円)、『NANA2』(12.5億円)などである。
 特に、『どろろ』や『ゲゲゲの鬼太郎』は、アニメ作品の印象が強い作品だけに、実写映画製作にマンガ・アニメで築いた高いブランドのある作品を映画化という流れを感じさせる。

 一方、海外アニメーションはディズニー/ピクサーの『レミーのおいしいレストラン』が39億円の興収と好調だったほかは目立った作品がなかった。
 特に『シュレック3』(15.5億円)がシリーズ3作目で遂に20億円を割るなど、ピクサー以外の海外アニメーションは数字を取れなくなってきている。しかし、TVアニメーションを原作とする『トランスフォーマー』は40.1億円と好調だった。こちらでもアニメーションより実写という流れが強まっているのかもしれない。

2007年 アニメーション映画の興収(10億円以上)
■ 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パールディアルガVSパルキアVSダークライ
   50.2億円
■ ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い 35.4億円
■ 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) 25.3億円
■ エヴァンゲリヲン新劇場版:序 20.0億円
■ 劇場版どうぶつの森 17.0億円
■ クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾! 15.5億円
■ 劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝 12.1億円

(社)日本映画製作者連盟 /http://www.eiren.org/

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