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アニメビジネス10大ニュース解説2

■ プロダクションI.Gとマッグガーデン経営統合
大手のアニメ制作会社のなかで数少ない独立経営企業であるプロダクション I.Gが、11月に持株会社IGポートに移行した。さらに12月にはマンガ出版社のマッグガーデンを株式交換により経営統合し、事実上傘下に収めた。

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■ プロダクションI.Gとマッグガーデン経営統合
大手のアニメ制作会社のなかで数少ない独立経営企業であるプロダクション I.Gが、11月に持株会社IGポートに移行した。さらに12月にはマンガ出版社のマッグガーデンを株式交換により経営統合し、事実上傘下に収めた。
アニメ制作とマンガ出版という深く関連しながら、これまでビジネスを住み分けることが多かった2業種の経営統合である。またアニメ制作側が主導という点で注目の高い企業再編となった。

■ 東京芸術大学映像研究科のアニメーション専攻設置に認可
東京芸術大学大学院映像研究科にアニメーション専攻が、アニメーションを研究領域とする国立大学大学院として初めて設立認可を受けた。学問、文化としてのアニメーションに対する関心の高さを裏付けた。このほか来年4月開校の明治大学国際日本学部や、学習院大学文学部人文科学研究科身体表象文化学専攻など、歴史の長い総合大学でもアニメーション、マンガを研究領域にするケースが増えている。

■ 劇場版エヴァが大ヒット
10年ぶりの劇場映画復活で注目された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の大ヒットが注目された。変わらぬエヴァ人気を見せつけると伴に、作品が世代を超えたロングランブランドに変わりつつあることを感じさせた。続編の『破』の劇場公開予定は現在発表されておらず、2008年に公開があるのか、あるとすればいつの時期になるかが関心を集めている。

■ 視聴無料の衛星テレビBS11が大型アニメ枠
12月1日新たに立ち上がったBS衛星放送局のBS11が週末のゴールデンタイムに大型アニメ放映枠を設けたことが注目される。BS11は、まだ視聴者の少ないBSハイビジョン放送であるが、全国無料で観ることの出来るあらたな放送局であるため、2011年の地上波デジタルの全面移行に向けて今後大きな力を持つ。
地上波放送では相変わらず、ゴールタイムからアニメが減少した状態が続いているため、テレビ放映の多極化を代表する出来事としても注目される。BS11を運営する日本BS放送の社長はバンダイの元社長の山科誠氏である。

■ Japan国際コンテンツフェスティバル開催
日本の様々なコンテンツを世界に発信する大型イベントJapan国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)が開催された。アニメの分野からも新しいビジネスの提案であるJAM(Japan Animation Content Meeting)が行われたほか、映像作品が中心のトレーディングマーケットTIFFCOMでもアニメ作品が多く取り上げられた。コフェスタではこのほか、映画、ゲームやマンガ、ドラマ、音楽などが取り上げられている。

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/http://animeanime.jp/news/archives/2008/01/200710_1.html

アニメビジネス10大ニュース解説1
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