スタジオジブリで 宮崎駿監督「崖の上のポニョ」主題歌発表 | アニメ!アニメ!

スタジオジブリで 宮崎駿監督「崖の上のポニョ」主題歌発表

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 12月3日、東京・三鷹のスタジオジブリで、来年夏に劇場公開予定の『崖の上のポニョ』の主題歌発表が行われた。『崖の上のポニョ』は、既に、宮崎駿監督の4年ぶりの劇場新作として大きな注目を集めている。
 発表されたのは、この『崖の上のポニョ』と同タイトルの主題歌『崖の上のポニョ』である。歌を歌うのは、8歳の女の子大橋のぞみさんと、中年男性の悲哀を歌い同世代から熱い支持を受けている藤岡孝章さんと藤巻直哉である。今回は3人で新ユニット「藤岡藤巻と大橋のぞみ」を組み、映画の主題歌を担当する。
 
 主題歌のお披露目は既に、鈴木敏夫さんがパーソナリティを努めるラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」行われている。しかし、今回は「藤岡藤巻と大橋のぞみ」が登場する主題歌発表記者会見である。
 発表記者会見には、「藤岡藤巻と大橋のぞみ」だけでなく、『崖の上のポニョ』の監督である宮崎駿監督自身と作曲の久石譲さんも参加する賑やかなものになった。

 映画『崖の上のポニョ』は、その内容についてはまだ多くは公開されていない。まだまだベールに包まれた部分が多い。
 そうしたなかで今回のお父さん世代と幼い子供が掛け合いで歌う主題歌に、作品の方向性が垣間見えるような気がする。小さな子供とその親たちが一緒に観て楽しめる作品である。

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 宮崎監督は今回の主題歌に、作詞の段階で作詞補というかたちでクリエティブに参加している。そして今回の主題歌について、「とてもいい歌が出来てよかったと思っています。この歌に負けない様なハッピーエンドに辿り着かなきゃいけないと思っています」とかなり満足している様子であった。
 さらに「幼稚園や保育園のお遊戯の歌みたいだなぁと久石さんが一番はじめに言っていたんですが、そのとおりだなあと思いました。のぞみちゃんの無垢なるものの力に打ちのめされました。(笑)」と子供純粋な力に圧倒されたようだ。

 現在鋭意制作中の本編については、「今回はオールを自分たちで漕いで、風に帆を張って海を渡ったほうがいいという事で、3Dという技法を捨てて、とにかく鉛筆で絵を描こう方針で作ってます。紙に書いて絵を動かすというのがアニメーションの緒言だから、そこに戻ろうと思ってます。ただ、そのために膨大な量の仕事が溜まっててそれを何とか減らそうと頑張っています。」と述べた。
 3Dアニメーションが全盛の時代に、手描きアニメーションに敢えてこだわる強い意欲を見せた。現在、世界的には、手描きアニメーションは少数派になりつつある。特に劇場大作映画にその傾向が強い。
 そうしたなかで手描きアニメーションで作るスタジオジブリの大作アニメ『崖の上のポニョ』は、これまで以上に国内だけでなく海外からも大きな注目を集めている。

 作曲の久石譲さんは、「ハウル以来4年ぶりの作品で緊張していたけど、絵コンテを見せてもらって、初めての打ち合わせの時にメロディが自然と浮かんできたんです。曲を作るときに宮崎監督からメモを貰ったんですが、作品への強いラブレターのような内容でした。ストーリーと現実の社会に対していろいろな、散文詩のようなメモが書かれていました」と4年ぶりの宮崎駿監督作品の参加に大きな意欲を感じているようだ。

 大橋のぞみさんは「一生懸命、歌いました。かわいいたのしい曲だと思いました」と話し、さらに宮崎監督からは「上手に歌えましたねっ」と言われたという。
 藤岡孝章さんは「僕らもお父さんなんでその気持ちのまんま詞を書かせてもらいました」と曲作りの気持ちを披露し、藤巻直哉さんは「生まれてからかなり経つんですけど、こんなに緊張するのは初めてです。「ふつうのサラリーマンをやってる親父なんですけど、今回主題歌を歌わせてもらう事になりました」と緊張している様子であった。

崖の上のポニョ公式サイト /http://www.ghibli.jp/ponyo/

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《animeanime》
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