NHK総合「星新一 ショートショート劇場」のアニメ作品に注目 | アニメ!アニメ!

NHK総合「星新一 ショートショート劇場」のアニメ作品に注目

 NHK総合で放送されている『星新一 ショートショート劇場』が好評を得ている。番組は15分間の単発で、11月10日の深夜12時35分から50分番組として初めて放送された。また、15日の深夜1時20分から35分までの時間帯にも再放送されている。

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 NHK総合で放送されている『星新一 ショートショート劇場』が好評を得ている。番組は15分間の単発で、11月10日の深夜12時35分から50分番組として初めて放送された。また、15日の深夜1時20分から35分までの時間帯にも再放送されている。

 番組は、ショートショートの神様と称された星新一氏の作品を映像化したもの。星新一氏は生前に1000作以上の作品を残している多作のSF作家として知られている。
 今年は星新一氏の没後10年に当たり、最相葉月氏によるノンフィクション「星新一 一〇〇一話をつくった人」も刊行されるなど話題も多い。この「星新一 一〇〇一話をつくった人」は、今年のSF大賞の候補作にも挙げられている。

 これまで「星新一 ショートショート劇場」内で放送された作品は、『ゆきとどいた生活』、『肩の上の秘書』、『プレゼント』、『包囲』、『愛用の時計』の計5作である。そのうちの3作品がアニメーション化作品である。
 『ゆきとどいた生活』は第13回学生CGコンテストで『蒲公英の姉』が優秀賞を受賞した坂元友介氏が制作している。また、『プレゼント』は2000年の第1回デジタル・スタジアムの『ユーロボーイズ』で話題となり初代デジスタ・アウォードの覇者となったAC部の制作である。AC部は数々の番組制作への参加で定評がある。
 そして『愛用の時計』は、『鉄路の彼方』で昨年アヌシー国際アニメーションフェスティバルにノミネートされた御影たゆた氏の制作となっている。御影たゆた氏は、国内外でも評価の高い作家である。
 今回のこれらの作品は、コマ撮り、2D、3Dと作風の違いでも楽しめる。インディーズアニメーションの個性の広がりを楽しめる作品群にもなっている。

 番組は11月23日の23時15分から30分までにも再々放送が予定されている。まだ見ていない人やまた見たいと思っている人にお勧めだ。
 この反響によって新たに別の話が新規で映像化される事も期待したいところだ。
【真狩祐志】

坂元友介の日記 坂元友介 /http://d.hatena.ne.jp/haotoko/
AC部コミュニサイト AC部 /http://www.ac-bu.info/
Tayuta MIKAGE [NEWS]  御影たゆた /http://tayuta.at.webry.info/
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